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上諏訪温泉
- October 27, 2007 8:33 AM
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長野県の諏訪市は、諏訪湖畔の街のひとつ。いたるところからお湯の湧き出る出湯の街。上諏訪温泉。JR の上諏訪駅にも足湯がある(2002 年までは、露天風呂タイプの浴槽もあったらしい)。
諏訪湖畔には、片倉館という有名な温泉施設がある。絹で財を成した片倉財閥が昭和初期に建造した地域住民のための福利厚生施設。千人風呂は、洋風建築のすてきなたたずまい。千人風呂の名に違わぬ大きなお風呂は内装も洋風で、浴槽には玉砂利が敷かれているという豪華なもの。二階には休憩施設もあって、のんびりできる。軽食も取ることができるし、カップ酒も売っている。銘柄は、地元の麗人酒造の「麗人」(地酒好きには「翠露」の銘柄で名が通っている)。入浴料は、500 円とすこし高め(地元密着の共同湯専門なので……)だが、休憩室の利用料も込みだと思えば、高くはない。
上諏訪地域には、共同浴場が数多く存在する。100 軒近くあるらしい。しかし、そのほとんどは、近隣住民専用のもので、旅行者が立ち寄ることはできない。左の写真の共同浴場は、おそらく上諏訪の共同浴場でいちばん有名なところ。上湯というらしい。すてきな建物なので、いちど入ってみたいと思うんだけど、そうもいかないのが辛いところ。聞いた話では、その昔は士族専用の風呂だったとのこと。この裏にもう一軒、別の共同浴場もある。こちらが、平温泉か(平民専用?)。
そうした中にも、旅行者にも門戸を開いてる共同浴場も数軒存在する。そのひとつが、大和温泉。上湯の裏手の路地にわかりにくい狭い入り口。細い路地を抜けると、民家の中庭にたどりつく。向かって右手が女湯で、左手が男湯(冷蔵庫の側)。入浴料は、ここのおばちゃんに払う(不在時は箱の中に)。230 円。こんな低価格で温泉が楽しめるんだからいいなあ。近所に住んでたら毎日行きそう。浴室は、ご覧のとおりのなんてことないステンレス浴槽+タイル貼り。ふつうの家庭のお風呂がすこし大きくなった程度のイメージ。しかし、このお風呂がなかなかいい。ここのお湯は、硫黄の香りの単純温泉。蛇口をひねって源泉掛け流しにもできる(蛇口から温泉が出てくる)し、熱ければ水道水での加水も可能。細かい湯の花もゆらゆらしているいいお湯。浴室は、きれいに掃除してあって、その清潔感にも満足。
おばちゃんは、話し好きで、気さくな人。風呂上がりにお茶やお茶請けの漬け物なんかを振る舞ってくれる。人情味あふれる何気ないホスピタリティが心地よい。お気に入りの温泉。NHK のお気に入りの温泉番組『ふだん着の温泉』で紹介されて、訪問してみて大満足。これ以降、共同浴場巡礼にハマることに……。上諏訪には、大和温泉以外にも、衣温泉という外来者にも開放されている温泉銭湯がある。
湯上がりに近所の「真澄」の蔵元、宮坂醸造で、試飲するのも楽しい。300 円で三勺程度のお猪口を買って、いろいろ試飲できる。試飲のあとは、お猪口はお土産にできる。諏訪はおもしろい街で、国道沿いに蔵元が何軒もずらりと。宮坂醸造をはじめ、麗人酒造(麗人、翠露)、舞姫酒造、伊東酒造(横笛)……。
以下、大和温泉のデータ(片倉館とは源泉が異なるため、泉質は異なる)。
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瀬見温泉
- October 19, 2007 12:06 AM
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山形の肘折温泉に行く途中に寄り道した瀬見温泉。新庄駅からは、陸羽東線で 20 分程度(ローカル線なので、1 時間に 1 本ぐらいしか運行していない)。小国川を見ながら、列車は瀬見温泉駅に入線。駅を出て緩やかな坂を下りていくと、10 分ほどで瀬見温泉の温泉街にたどりつく。静かな温泉街。
温泉街の中心にあるのは、湯前神社。足湯と飲泉所にもなっている。その昔、ここに立ち寄った弁慶が瀬見王丸という長刀で岩を突き刺したところ、湯が涌きだしたと言う(これが「瀬見」という地名の由来だとか)。その湯を産湯に義経の子の産湯に使ったという伝説。その真偽はさておき、歴史のある温泉地だと言える。
神社の向かいには、瀬見公民館。ここの一階に「ふかし湯」と共同浴場がある。ふかし湯は、温熱効果で癒しを得るという趣向。板張りの部屋の床にいくつかの穴があいている。そこに手ぬぐいを敷き、患部を暖めるのだそうだ。ピンポイントなミストサウナ状態。板張りの床の上にごろりと転がるのだが、床が固くて、体が痛い。さらに、説明書きをあまり読まずに手ぬぐいを敷かずに、そのまま肩や首などを穴の上にかざしていたものだから、熱くてしょうがない。ものの 20 分で退散。穴の中を覗いてみたが、何も見えない。どうどうと水の流れる音が聞こえてくるので、この部屋の下を源泉が流れているのだろう。こちらの利用料は、300 円。ふかし湯の隣の建物の二階に温泉組合の事務所があって、そこで利用料を支払うと、引き換えに鍵を貸してくれ、ふかし湯を使うことができる。温泉組合の事務所が閉まっているときは、近隣の旅館に問い合わせると対応してくれる。ふかし湯の隣は、共同浴場。シンプルなタイル貼りの浴室。お湯は、無色透明で熱め。さっぱりと暖まる。入浴料は、100 円。硬貨を投入すると、ドアが開く仕掛け。夜間(18:00 以降)は、近隣住民専用になる。
公民館の向かいにある喜至楼は、山形県内に現存する最古の旅館建築物とのこと。なかなか風情のある建物なので、泊まりか日帰りででも利用してみたい。
温泉街はとてもこじんまりとしていて、数分も歩けば終ってしまうような感じ。温泉街の端っこに地元の酒蔵、佐藤酒造店がある。ここの銘柄は、「此君」(このきみ)。この蔵の隣の橋のたもとに近隣住民専用の共同浴場がある。
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- 泉質:ナトリウム・カルシウム - 塩化物硫酸塩温泉(含石膏食塩泉)
- 効能:
- 浴用:動脈硬化症、婦人病、皮膚病、眼病、慢性便秘、リウマチ、痔疾、創傷など
- 飲用:胆のう炎、糖尿病、通風、胃腸病など
- 湧出温度:65 - 70℃
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