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Regular Archive

#cup163:蓬萊:渡辺酒造店

蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店

以前紹介した「蓬萊 小町桜」と同じ蔵のカップ酒。これには「小町桜」の銘はないが、基本的には同じデザイン。向かって右が古川気多若宮神社で、左が山王宮日枝神社。

控えめな甘さに添加アルコールの味。味はあるが、全体的には軽め。「小町桜」の味は忘れてしまったが、以前書いた記事を見てみると、すこし違う味のようだ。多分、個人的には「小町桜」のほうが好きな味なんだろう。でも、サイトを見るとこっちの「小町桜」でないほうが若干高いみたい......。

以前、下呂温泉に遊びにいったときに、街を散策していて小さな食料品店で発見したもの。メインの商品は食料品で、こんな店にカップ酒なんてあるのかな......と思いながら入ってみたら、これを買うことができた。やっぱり歩いてみるものだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup161:志賀泉:志賀泉酒造

志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造

銘柄名のプリントのクオリティはいまひとつだが、そのバックにプリントされた切り絵のような図柄はなかなかいい。青でプリントされている部分と白でプリントされている部分があり、志賀の夏と冬を描いたものかと思われる。調べてみたが、チョウゲンボウのようだ。チョウゲンボウは、蔵のある長野県中野市の十三崖じゅうさんがけには、集団繁殖地があり、国の天然記念物に指定されているようだ。

甘めの造りの普通酒。醸造アルコールで増量した薄っぺらい味ではないが、自然な濃醇さとも違う。常温で飲むと甘さが際立つ。

この蔵は、そもそも共同瓶詰場として創業し、後に酒造を始めたらしい。清酒共同製造場という特異な組織だったようだ。いくつかの地酒の蔵が参加していたのだろうか。生産量の減少により、造りを昔ながらの方式にもどして、地元に愛される酒造りをしているとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup159:東獅子:元坂酒造

東獅子(あずまじし):元坂酒造東獅子(あずまじし):元坂酒造

桜をあしらったデザインのカップ酒はいくつかあるが、その中ではいちばんいいデザインだと思う。花だけでなく、若葉が元気に空に向かって伸びているのがいい。花見ならソメイヨシノのように若葉が出てくるよりも先に開花するソメイヨシノがいいけど、カップ酒のデザインとしては、花ばかりだと絵柄が単調になってしまう。その点、このデザインはなかなかいい。実際には、この裏側には花だけの枝もプリントされてはいるんだけど。目立たないところに、「清酒 東獅子」とプリントされているのもいい。通称、「花ちゃんカップ」。

甘味のある飲み口の酒。いやな甘味ではなく、アルコールの辛味を口に残して消えていく感じ。結構しっかりした味。

この酒を造っているのは、元坂酒造。「もとさか」、「もとざか」ではなく、「げんさか」と読むらしい。創業は、江戸後期の 1805 年。200 年以上の歴史を持つ蔵ということになる。この蔵のフラッグシップの銘柄は、「八兵衛」。純米大吟醸酒から本醸造酒まで幅広いバリエーションで造っている。三重県の大台町ということは、大台ケ原の近く。雨が多いんだろうなあ。

カップお気に入り度:★★

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#cup157:白馬錦:薄井商店

白馬錦(はくばにしき):薄井商店白馬錦(はくばにしき):薄井商店

カップにプリントされた地の色が半透明なのはとてもめずらしい。半透明ですこし向こう側が透けて見えるのもいいし、青というのもすっきりとしていい感じ。蔵のある大町あたりから望んだ白馬岳だろうか。冬の澄んだ青空にそびえる白馬岳といったイメージ。山の上に「日本の屋根から乾杯」とプリントされている。

しかし、酒の味のほうはさっぱりで、これといって特筆すべきポイントはない。うっすらと甘みの感じられる辛口の酒。以前に紹介したこの蔵の「白馬錦 純米吟醸・原酒生詰」はなかなかいい味だったのだが。

蔵は、白馬岳のお膝元の長野県の大町市にある。明治末期の創業。旨口の酒造りを身上としているとのこと。

浅間温泉のコンビニで遭遇して、購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup156:都錦:都錦酒造

都錦(みやこにしき):都錦酒造

これも以前に紹介したカップ酒の再登場。偶然、別の柄のカップが入手できたので、ひさしぶりに飲んでみた。カップのイラストは、オオイヌノフグリ。前回のリンドウも、リンドウらしくない色遣いだったけど、このオオイヌノフグリもそれとはわからない色遣い。フラワーカップは数々あれど、野に咲く小さな花、オオイヌノフグリをデザインしたものはとてもめずらしい。

さらっと飲むとすっきりした辛口。すこし苦味を感じるけど、嫌な感じではない。前に飲んだときよりおいしいような気がする。

この蔵は、清酒だけでなく、花弁を使ったリキュールなども造っているが、料理酒にも力を入れているらしい。アミノ酸たっぷりの料理酒を使って料理をするととてもおいしい仕上がりになることは、大木代吉本店の「こんにちは料理酒」で学習済み。都錦の料理酒も純米酒。こっちの料理酒はどんな味かな。

カップお気に入り度:★

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#cup155:男山:男山

男山(おとこやま):男山男山(おとこやま):男山

ひさしぶりの「男山」。日本各地に同じ「男山」という銘柄の酒はいくつもあるが、これは北海道の「男山」。以前紹介したひまわりのイラストのフラワーカップの別バージョン。花の色がちょっと違うけど、形から判断するにカタクリの花だと思われる。本当はもっと薄い紫っぽい色なのだが、このカップではピンク色に彩られている。イラストのタッチが好きでないことと、磨りガラスを使っているところもいまひとつ......なのは前回同様。カタクリの花は、山の春を教えてくれる花でけっこう好きな花なんだけどなあ。下の写真は、山形の肘折温泉に行ったときに咲きほこっていたカタクリの花。

カタクリの花前回飲んだときは、アルコールが鼻についてしょうがなかった(と記録している)のだが、今回はそれほどには感じなかった。基本的には辛口だが、わずかに甘みも残っているように感じられる。しかし、やはりバランスがいいとは言えない。アルコールの辛さが勝ってしまって、口に残る。舌の上で味わわずにさくっと飲めば、まあまあ。

男山は、おそらく北海道で最大の酒造メーカー。江戸時代に伊丹で創業し、現在は旭川の地で営業している。そこには酒造り資料館という施設が併設されていて、創業以来の蔵の歴史とともに酒造りの歴史と文化を垣間みることができるらしい。喜多川哥麿の浮世絵や江戸時代の資料、文献、酒器などが展示されているとのこと。哥麿の浮世絵が面白いのだが、「名取酒六家選 若那屋白露 木綿屋乃男山」と題されたこの絵には「男山」の四斗樽が描かれている。「木綿屋乃男山」の「木綿屋」がこの蔵の前身。「木綿屋乃男山」は江戸時代初期から禁裏の御免酒であり、また江戸幕府の将軍の御膳酒として供されていたらしい。

カップお気に入り度:★

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#cup154:名倉山 にごり酒原蔵:名倉山酒造

名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造

緑色のカップが特徴的。一升瓶や四合瓶ではおなじみの緑色のガラスも、カップ酒となると採用している蔵はそんなに多くない。そこに控えめに銘柄名がプリントされ、それよりも主張するサイズで「原蔵」とプリントされている。「原酒」ということらしい。シンプルでお気に入りのデザイン。やはり、カップの色が決め手。

甘い。甘酒といってもいいぐらいの感じ。原酒ということで、アルコール度数が高めなんだけど、この甘さのおかげで、度数の高さが気にならず、思いのほかすいすい飲めてしまう。甘味に隠れているが、酸味もすこしありそう。オンザロックで飲むのがオススメらしい。すこし前に紹介した「白真弓 合掌の郷」ほどの濁り成分はない。適量な濁り。

蔵のサイトがないので、断片的な情報しか入手できないが、「東北鑑評会 17 年連続受賞」とあり、いい造りをおこなっている蔵のように思われる。清酒の「名倉山」、「月弓げっきゅう」がこの蔵の主力商品。創業は、大正 6 年。初代蔵元は、酒造技術指導者のようなことをやっていたらしい。当時の会津地方では越後杜氏を迎えることが多かったようだが、この蔵では昭和初期に南部杜氏を迎えた。会津地方の吟醸・純米酒造りの先鞭を着けたという。

カップお気に入り度:★★

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#cup153:長者盛:新潟銘醸

長者盛(ちょうじゃさかり):新潟銘醸長者盛(ちょうじゃさかり):新潟銘醸

小千谷市の近くの旧山古志村の名産、錦鯉を二匹描いたなかなかいいデザインのカップ酒。錦鯉を描いたカップ酒は他にもあるけど、この「長者盛」がいちばんストレートでいいデザイン。赤と白が映えている。先日開催された日本酒チャンピオンズカップ 2008 でもデザイン賞の栄誉に輝いた。

日本酒チャンピオンズカップ 2008 に出品されていたけど、てっきり飲んだものとばかり思っていたので会場はテイスティングはしなかった。ずいぶん前に購入していながら、冷蔵庫の奥の奥にしまいこまれていたことに帰宅してから気づいた。200 ml のカップ酒なので、無意識に避けていたようだ。しかし、これを機に、冷蔵庫の奥より取り出す。さてさて。これは、おいしい(200 ml タイプのものの中ではダントツかも)。このタイプは、添加アルコールが本来の味を殺してしまいがちなんだけど、このバランスのよさは特筆すべきもの。新潟の普通酒にありがちな辛口一本槍ではない旨みがある。

米どころであり、水にも恵まれた地の利を活かした酒造りをおこなっているようだ。「長者盛」の大吟醸酒は、鑑評会で連続 9 回も優秀賞を受賞したという。なかなかの実力派の蔵。他にも「越の寒中梅」もあり、この「吟醸生貯 TG」は、日本酒チャンピオンズカップ 2008 でグランプリも受賞した。

カップお気に入り度:★★★

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#cup149:金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店

金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店

「金水 Cup 200」と書かれた背の高い 200 ml 入りのカップ酒。山の絵が大きく描かれ、下に「吾妻小富士」とプリントされている。イラストに噴火口らしきものが見えるが、この噴火口や山の形が富士山に似ていることから「吾妻小富士」と呼ばれている蔵の地元の山を描いたものらしい。

飲み口のキツい酒。添加アルコールのせいだろうか。なんとも言えない刺激が舌に感じられる。じっくり味わってみると、この刺激以外にも味が感じられるが、刺激に邪魔されてしまい、味のハーモニーを作りだすことにはなっていない。やはりこうした 200 ml のカップ酒は、厳しいクオリティのものが多いようだ。

明治の初頭に創業し、南部杜氏、越後杜氏を経て、地元の杜氏を擁し、地元に愛される伝統的な酒造りをおこなっている蔵だそうだ。ウェブ上にあまり情報がなく、詳しいデータは入手できなかった。蔵の近くに小さな山(青麻山)があり、そこに「水晶沢」なる地名が見える。昔は、ここで水晶を産していたのだろうか。

福島を旅行している間に入手した一本。

カップお気に入り度:★

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#cup148:長陵:高橋酒造

長陵(ちょうりょう):高橋酒造長陵(ちょうりょう):高橋酒造

青と白というカップ酒らしい配色。よく見ると、意外に凝ったデザインで、写真だとわかりにくいかもしれないが、白地の部分には、ところどころ色が抜けているところがあって、そこは透明になっていて、円形の注連縄のようなデザインになっている。これがポイントになっていて、単調なデザインにならずにすんでいる。この縄は、この蔵のシンボルらしく、サイトにも全面的にフィーチャーされている。

新潟らしい辛口の酒。普通酒なので、全体的にすこし薄い印象ながら、バランスがいい。この蔵のハイクラスの酒にも期待できそうに感じる。塩納豆を肴に飲んでいるが、いい感じ。

蔵の創業は、江戸時代末期の安政年間。大正時代に建造された煉瓦造りの蔵や煙突などは、長い年月の間に立て替えられたりもしているようだが、いまだに煉瓦の建造物は残っているらしく、六角形の特徴的な煙突は、おそらく地域のランドマーク的な存在になっているのではないかと思われる。2007 年には、国の登録有形文化財に指定されたらしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup147:十一正宗・日光旅物語:森戸酒造

十一正宗・日光旅物語(じゅういちまさむね・にっこうたびものがたり):森戸酒造十一正宗・日光旅物語(じゅういちまさむね・にっこうたびものがたり):森戸酒造

観光地の風景などの写真をラベルに印刷して、その観光地の土産物屋で観光客用に販売している地酒のカップ酒はけっこうあるけど、カップに直接プリントしたものというのはとても珍しい。しかも、イラストもなく、文字だけでの表現というのは極めてレアな存在。レアだといっても、あまりに芸がないのはどうだろう......。

中に入っているのは、以前にも紹介した「十一正宗」。カップ酒の紹介を始めたころに飲んだだけで、しばらくご無沙汰していたが、久しぶりに飲んでみると、悪くないかも。造りによって味が変わるのか、こっちの口が変わったのか。

「日光旅物語」とあるが、蔵のあるのは矢板市。東北線沿線なので、鉄道路線的には、日光から外れたところ。栃木の酒どころ、大田原市と日光市の間あたり。これは、日光の北の鬼怒川温泉からさらに奥にある湯西川温泉にて購入したもの。ここの宿泊客の多くは、日光も訪ねているだろうから、まあそれを思い出しながら飲むというのもアリかも。

カップお気に入り度:ー

  • 森戸酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup146:千代の光:千代の光酒造

千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造

六角形の枠の中に銘柄名と鳳凰がデザインされたカップ酒。こういうデザインは珍しい。この六角形の枠が大きいせいか、なんだかバランスの悪いところが残念。緑色を使っていたり、ワンポイントの鳳凰があったりと、要素としては楽しめるデザインなんだけど。

糖類、酸味料添加の酒。こうした酒にはありがちだが、香りが弱い。吟醸香がなければ......というわけではないけど、「あぁ、酒を飲んでいるな」とわかるような香りは欲しい。味の方はというと、調味されているおかげ(?)で、平板というわけではないが、やはり隠しようのない深みの感じられない味。

すこし離れた吉川町というところが、酒米の五百万石のふるさとらしい。永田ながた農法という農薬や除草剤を使わず、施肥もほとんどしない農法で育んだ五百万石で造りをおこなっているらしい。この吉川町は、「杜氏の里」だという。そういえば『夏子の酒』の蔵の杜氏も吉川町出身だったな。商品案内を見てみると、もち米の純米酒を造っているらしい。最近の純米ブームで、コシヒカリを使った酒なんてのが話題になったりするけど、もち米っていうのは珍しい。

カップお気に入り度:★★

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#cup145:七福神:菊の司酒造

七福神(しちふくじん):菊の司酒造七福神(しちふくじん):菊の司酒造

前にも「七福神」は紹介したが、別デザインのカップなので、再登場。以前の「七福神」は「UniCup」とプリントされた「ワンカップ大関」タイプだったけど、これはフラワーカップ。見てのとおりのチューリップ。花が大きくデフォルメされているのがキュートで、かなりお気に入り。こんなカップに野の花がちょっと生けてあったりすると、絵になるだろうなぁ。それが野仏の前に置いてあったりするとたまらなくいいかも。

新潟の淡麗辛口が続いたので、違う味を求めて岩手へ移動。甘みと辛みがいい感じで混じりあった酒。前回同様、飲みやすい酒。あっという間になくなってしまう。普通酒クラスでも満足のいく味。

蔵元の菊の司酒造は、本社は盛岡の市街地にあり、造りはここと石鳥谷(いしどりや)でおこなっているらしい。石鳥谷と言えば、南部杜氏の里とも言うべき県下有数の酒造地域。石鳥谷にある道の駅は、酒蔵をイメージしたデザインらしく、次に行くときは寄ってみようと思っている(酒匠館、南部杜氏伝承館も!)。蔵のサイトによると、この蔵の二大銘柄の「菊の司」のうち、「菊の司」は盛岡で、「七福神」は、石鳥谷の七福神工場で醸しているらしい。盛岡は近代的な設備での醸造だが、石鳥谷は手作り的な醸造をおこなっているようだ(前回の「七福神」の記事から転載)。

カップお気に入り度:★★★

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#cup144:謙信:池田屋酒造

謙信(けんしん):池田屋酒造謙信(けんしん):池田屋酒造

「ワンカップ大関」タイプの青地に白い文字が浮かぶデザイン。ちょっとレトロな書体で、「New Cup」と書かれているのがいい。でも、このデザインって、なんか見たことある。「緑川」だ! よく見比べてみると、基本的なデザインは同じ。単色の背景に白字で、「New Cup」と「NIIGATA」。違いは、背景色と、銘柄名があるかどうか(「緑川」は、「清酒」とだけプリントされていて、ちょっと寂しい)。同じメーカーでカップを作ってるんだろうか。

和楽互尊」に続き、新潟の酒。こちらも辛口。ただ、この「謙信」は、辛口一辺倒というわけでもない(単に「和楽互尊」との比較論かも)。こっちも甘味はほとんど感じられないけど、すこし苦味(いい意味で)があるかな。引き続き、鴨のパストラミの続投。鴨肉の甘味が謙信にあう。

上杉謙信が、武田信玄に塩を送るときに通った街道を「塩の道」(糸魚川〜松本)と呼ぶらしいが、その起点の近くに蔵があるようだ。それに因んで、「謙信」という銘柄で酒造りをおこなっているらしい。白馬山系の伏流水を用いた端麗な造りが身上。

カップお気に入り度:★

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#cup143:和楽互尊:池浦酒造

和楽互尊(わらくごそん):池浦酒造和楽互尊(わらくごそん):池浦酒造

中央に銘柄名をプリントしたカップ。蔵の外観かと思って、サイトを見てみたら、思ったとおり。カップの裏側には、目盛がプリントされていて、計量カップとしても使える(そんなに珍しいことでもないけど)。

糖分が切れきったかのような辛口の酒。甘口でなくてもいいけど、もうすこし糖分が残っていたほうがバランスがよくて好みなんだけどな。お気に入りの鴨のパストラミにあわせてみるとすこしは飲める。酒盗を冷奴にのっけてみたが、こっちはいまいち。もうすこし旨味のある酒のほうがいいみたい。

池浦酒造は、幕末期の天保元年(1830 年)の創業。主力銘柄の「和楽互尊」は、長岡の文人、野本互尊の「互尊」に、安岡正篤が「互尊なれば和楽に至る」と呼び、「和楽互尊」となったという。良寛終焉の地ということもあり、その書をラベルとして使っている商品もあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup142:鷲の尾:わしの尾

鷲の尾(わしのお):わしの尾鷲の尾(わしのお):わしの尾

達筆すぎて最後の「尾」の字しか読み取れないが、「鷲の尾」と書かれているようだ。銘柄名や横に描かれたイラストは和なテイストだが、銘柄名の下の「WASHINOO」と横にプリントされた「Since 1829」のアルファベットが違和感。

味は、昔ながらの日本酒っぽい味。いま冷やで飲んでいるが、普通酒としては悪くない部類。

蔵元のわしの尾は、岩手県の八幡平市にある。八幡平は、岩手県北西部の山地だが、いくつもの山からなるもので、そのひとつが岩手山。その別名である巌鷲山がんじゅさんに因んだ命名だとのこと。巌鷲山には、雪解けのころ、羽を広げた鷲の姿の雪渓が見られるのだという。

カップお気に入り度:★★

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#cup139:高千代:高千代酒造

高千代(たかちよ):高千代酒造高千代(たかちよ):高千代酒造

雪の農村の風景を太めの線でほのぼのタッチで描いたデザイン。意外にありそうでないデザインかもしれない。透明なガラスに白く太い描線に赤字の銘柄名が映える。「雪国のまごころの酒」とある。

味はというと、平板な感じ。新潟の辛口の普通酒を地でいくような味だろうか。甘みはほとんど感じられない。酸も香りもほとんどない。なんとなくこんな味なんじゃないかと思っていたのだが、まさに想像どおり。安売りのカップ酒とはいえ、もうすこしなんとかならないものだろうか。

高千代酒造は、南魚沼、米どころの酒蔵。谷川岳などのある三国山脈の巻機まきはた山(日本百名山のひとつに数えられているようだ)の名水にこだわった造りをおこなっているらしい。高千代酒造は、その水をミネラルウォーターとしても販売していて、「円水」という商品のようだ。ブルーのボトルにいいデザインのロゴがプリントされている。なかなかよさそう。

カップお気に入り度:★★

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#cup136:明峰喜久盛:信州銘醸

明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸

浅間山を中心にした信濃の山々がカップをぐるりと囲むいいデザイン。写真は小さくてわかりにくいかもしれないけど、山の名前と標高がひとつひとつプリントされていて、見ているだけでも楽しいカップ酒。浅間山は、2568 m。プリントされた山の中でいちばん高い。

鼻に抜けるアルコールが、添加された醸造アルコールを感じさせるが、バランスのとれた味わい。普通酒ながら、悪くない。甘みもあり、辛口の酒らしい味もあり。普段遣いの酒としては、けっこういいかもしれない。ちびちびと飲んでいたらあっという間に常温になってしまったけど、常温で飲むのがよさそう。味にふくらみが出る。

信州銘醸と言えば、ここでも紹介した「ろくろ首」や「儀右ェ門」を醸す蔵。普通酒もいいものをつくっているなあ。蔵のある町は、上田市。なるほど浅間山のお膝元。

カップお気に入り度:★★

  • 信州銘醸株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:美山錦・とどろき
  • 精米歩合:麹米 59 %・掛米 65 %

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#cup135:ふじの井:ふじの井酒造

ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造

ブルーを基調にした、涼しげなすっきりとしたカップデザイン。青地の部分は、透明度の残るもので、それが余計に涼しげなイメージを与える。銘柄名や「Fuji Cup」の文字は、白くプリントされているけど、山の部分にはプリントがされておらず、ガラスそのままの透明。この組み合わせがいい。プリントされている部分を手で触ってみると、すこしざらつきを感じるが、よく見ると縦横に走る繊維が見てとれる。プリントスクリーンの技術でプリントされているのがよくわかる。

すっきり辛口。すこし苦味が感じられる。普通酒にありがちな平板な味。チーズをつまみにしたら、よくあう。

蔵のサイトを覗いてみると、「高橋留美子展」の開催告知とが目立つ。調べてみると納得。この蔵では、地元新潟県出身の高橋留美子にラベルデザインをしてもらった酒を造っているらしいのだ。「酒蔵一刻館」というブランドで、「大吟醸 めぞん一刻」という酒を醸しているようだ。そういえば、『めぞん一刻』の主人公の管理人さんのエプロンに描かれたひよこ(ピヨピヨというらしい)のプリントされた利き猪口がついた日本酒のセットがあるというのは聞いたことがあったが、ここの蔵だったか。『うる星やつら』のラムちゃんの描かれたラベルの商品もあるみたい。

カップお気に入り度:★★

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