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#cup089:花の関:花関酒造

花の関(はなのせき):花関酒造花の関(はなのせき):花関酒造

この「花の関」は、本社住所こそ福岡市になっているが、工場は太宰府市にあるようだ。太宰府でこの梅をあしらったデザインということになれば、やはり菅原道真。「東風こち吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の一句が思い出される(最近は、「春を忘るな」と書かれているものをよく目にするようになった気がするが、やっぱり「春な忘れそ」がいいな。「な〜そ」 = 「〜しないでください」、係り受け)。カップ酒のデザインには、あまり何も考えてないようなものもあるけど、この「花の関」みたいに、ちょっとでも「ご当地」性の謎かけ(……というほどでもないけど)があると、好感が持てるなあ。写真ではすこしわかりにくいが、紅白の梅があしらわれている。

しっかりとしたボディが感じられる。本醸造の実力といったところか。酸と旨みのある昔ながらの骨太タイプ。燗にすると、辛口の味わいが急に増してくる。

九州北部ということで、焼酎大国の九州の中では、まだ日本酒の蔵も存在しているエリア。九州の日本酒の蔵には、焼酎も造っているところが多いけど、この花関酒造も例に漏れず、いくつかの銘柄で麦焼酎と米焼酎を造っている。「天神さま」、「管公さま」という焼酎があるようだ。こっちはダイレクトに「ご当地」系。

カップお気に入り度:★★

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#cup086:蓬萊泉:関谷醸造

蓬萊泉(ほうらいせん):関谷醸造蓬萊泉(ほうらいせん):関谷醸造

愛宕の松・ブラックカップ」のようなデザイン。濃いグレイの地に銘柄名が浮かぶ。横に書かれている文字は「壽至蓬萊不老泉」とある。道教を源流にした神仙思想のキーワード、「蓬莱山」の泉……ということか。かてて加えて、秦の始皇帝の命を受けた徐福が、東方の三聖山のひとつ、蓬莱山に不老不死の霊薬を求めた……そのエピソードに因むものか。漢詩にこういうフレーズがあるのかと思い、調べてみたがよくわからなかった。「寿至蓬萊不老仙」というフレーズはあるので、それに因んだものか。

飲みやすいお酒。普通酒ばかり飲んでいると、本醸造クラスでもおいしく感じる。嫌味のない甘味が口に広がり、消えていく。舌の上で味わうと、すこし辛口っぽい味が。

蔵のサイトを見たところ、商品ラインナップも豊富で、焼酎なども造っているようだ。他にも酒粕を使った酒粕飴や、日本酒のゼリー、地酒まんじゅうなども。主力銘柄の「蓬莱泉」の関連グッズも販売。愛知出身のさほど日本酒に詳しくない友人も知っている銘柄なので、愛知では認知度の高い酒なんだろう。レーシングカーチームのスポンサーもしているようだ。

カップお気に入り度:★

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#cup077:錦郷:九重雑賀

錦郷(きんきょう):九重雑賀錦郷(きんきょう):九重雑賀

ちょっとヘタウマ風のイラストで、亀の背に乗った浦島太郎がプリントされているカップ酒。バックに盆やると写っているが、竜宮城も描かれている。蔵元のある和歌山に浦島説話の継承地があるのかと思って、すこし調べてみたが、これといったものが見つからなかったで、この記事に浦島説話でも載せようかと思っていたのを断念……。松本清張の『D の複合』をしばらく前に読んだばかりだったからなあ。

甘味もあるが、基本は辛口。すこし雑味が感じられるかな。とは言え、飲みやすい感じではある。

ちょっとした酒販店や居酒屋に「雑賀」という酒を置いているのを見かけるが、同じ蔵の酒。現在は、この「雑賀」がフラッグシップ的銘柄で、「錦郷」は昔からの銘柄というところなんだろうか。九重雑賀のウェブサイトがないので、「雑賀」についてはいろいろ書いてあるけど、「錦郷」についてはよくわからない……。

カップお気に入り度:★

  • 株式会社九重雑賀
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup069:志太泉:志太泉酒造

志太泉(しだいずみ):志太泉酒造志太泉(しだいずみ):志太泉酒造

ねこのイラストでカップ酒界(?)では有名な通称「にゃんかっぷ」。志太泉酒造のサイトを見てみたこところ、「ワンカップ大関」をもじって、「ワン」= 犬の鳴き声 → 犬 → ねこ → 「にゃん」となったエピソードや、イラストレータ探しのエピソードも読めてなかなかおもしろい。地味ながら、カップのプリントに三色(黒+灰色+白)使っているのも興味深い。

カップのデザインはポップだけど、中身は純米吟醸の実力派。さて、そのお味は……。やわらかい吟醸香りがふわっと漂う。下の上で味わうと、おいしさが立ってくる。まったくいやみのない味わい。これはいい♪

この蔵の酒は、山田錦を使ったものが多いみたいだけど、この「にゃんかっぷ」は八反錦。サイトの情報によると、「志太泉 純米吟醸生原酒」をベースにしたお酒なのかな。この志太泉酒造のウェブサイト、なかなかおもしろい。手作り風の地味なサイトながら、読み応え十分。FAQ に併設された MQ(= Maniac Question)なんてコーナーもある。コラムブログもある。

カップお気に入り度:★

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#cup068:真野鶴:尾畑酒造

真野鶴(まのづる):尾畑酒造真野鶴(まのづる):尾畑酒造

珍しい茶色の地。キャップ部分は紫色。カップの裏側には「おけさカップ」とプリントされている。「佐渡おけさ」からの命名。

普通酒クラスでは、飲みやすくて、けっこういい味かも。クセもないし。

佐渡島の西側のくびれの部分の真野湾を臨む真野地区の蔵。蔵のモットーは、「四宝和醸」。蔵のサイトいわく、

真野鶴では、酒造りに欠かせないといわれる「米」「水」「人」に、これらを生む「自然」を加え、四つの宝の和をもって醸す、という意味で「四宝和醸」という言葉を作ってモットーとしています。

『夏子の酒』に「和醸良酒」という言葉が出てきたが、この「四宝和醸」もいい言葉。昭和 46 年生まれの若い杜氏ががんばっている(全国新酒鑑評会 6 年連続金賞受賞!)というのも好感が持てる。

カップお気に入り度:★

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#cup066:國稀:国稀酒造

國稀(くにまれ):国稀酒造國稀(くにまれ):国稀酒造

赤と黄色のリンゴが並ぶデザイン。赤と黄色が交互に並んでいるけど、最後に赤が 2 つ連続して並んでいるのがなんか残念。同じイラストの繰り返しかと思ったら、一個ずつちょっと違っている。思いのほか手がかかっている(……というほどでもないか)。

北海道の蔵の普通酒ということでどうだろうと思って飲んでみたけど、悪くない。データによると、日本酒度は高めだけど、そんなに辛口過ぎない。すっきりと飲みやすい感じ。甘みも感じられる。

このカップ酒を初めて買ったのは、青森だった。リンゴのプリントだし、青森のお酒かと思っていたら、北海道だった。旭川よりも若干緯度の高い増毛町の蔵。日本最北の蔵だとのこと。かつてはニシン漁で栄えたという日本海を臨む町。北海道は酒米の適作地ではないので、兵庫の山田錦や新潟の五百万石も使っているようだが、近年では地場産の吟風という酒米でも醸しているとのこと。

「國稀」は、元々は「國の誉」だったそうだが、日露戦争で活躍した乃木希典陸軍大将に因んで解明したとのこと。地元の増毛からも多く出兵した旭川第七師団は、日露戦争でも活躍し、二百三高地でも多くの犠牲者を出したという。「希」ではなく、「稀」としたのは、陸軍大将の一字をそのまま使うのは、恐れ多いとの深謀遠慮から。

カップお気に入り度:★

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#cup061:奥羽自慢:佐藤仁左衛門酒造場

奥羽自慢(おううじまん):佐藤仁左衛門酒造場奥羽自慢(おううじまん):佐藤仁左衛門酒造場

白地に青の銘柄名。白地に青ということで、ワンカップ大関とは逆パターンだけど、トラディショナルな色のコンビネーション。芸がないと言えば、芸がない。

味は辛口。何気なく飲むと平板な味のように思えるが、口に含んでしばらくすると旨味が感じられる。

蔵元のある鶴岡市といえば、米どころの庄内平野。この「奥羽自慢」は、地元、櫛引町に古くから伝わる「黒川能」のふるまい酒としても供されるという歴史のある銘柄とのこと。酒蔵は、茅葺き屋根、享保 9 年創業の堂々たる古蔵。当主は代々「仁左衛門」の名を継いでいるという。

カップお気に入り度:ー

  • 佐藤仁左衞門酒造場
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup056:都錦:都錦酒造

都錦(みやこにしき):都錦酒造都錦(みやこにしき):都錦酒造

何だかよくわからない花がプリントされたカップ酒。脇に「りんどう」と書いてあるので、「そうなんだー」と思う。りんどうならりんどうとわかるような色を使えばいいと思うんだけど……。以前に紹介した黒澤酒造の「雪国」のようなデザインなら、直感的にわかるんだが。ちょっと線もごちゃごちゃしているのがよけいにわかりにくくなっている原因かも。

昔懐かしい感じの味のする酒。口に残る味がちょっと気になるかな。

中国山地の豊かな伏流水に恵まれた、江津市に蔵元はある。すぐ近くには、江の川が流れ、日本海も目の前という立地。ボタンやバラの花びらを浸して、その色を生かしたリキュールなんかも作っているようだ。無農薬の米を原料にした「自然酒」なる酒も醸している。

カップお気に入り度:★

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#cup055:能鷹:田中酒造

能鷹(のうたか):田中酒造能鷹(のうたか):田中酒造

青地に白のプリントというトラッドなカップ酒カラーを配したデザイン。銘柄が力強い書体でプリントされている直球タイプ。「200 カップ」とお得感の演出も怠らない。

200 ml 入りのロングカップにはどうもいい印象がない。もちろん、180 ml だろうが、200 ml だろうが、おいしいものはおいしいだろうし、そうでないものはそうでないんだろうけど、200 ml にはハズレが多いように思う。この「能鷹」は、よく言えば淡麗辛口ということなんだろうけど、どうも水っぽいような気がする。雑味も若干感じてしまう。

蔵元の田中酒造の屋号が、「能登屋」であったことから、「能」の一字を。さらに、「能ある鷹は爪隠す」から「鷹」を。

カップお気に入り度:★

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#cup053:越乃千禄:諸橋酒造

越乃千禄(こしのせんろく):諸橋酒造越乃千禄(こしのせんろく):諸橋酒造

筆文字で「千禄」と大書。その左横には滝の絵。何の滝だろう……。長岡の滝ということで調べてみると「栖吉不動滝」というのがみつかった。写真も何枚かあるが、その同定は困難。栖吉不動滝は、落差 10 m ほどの滝で、修験者の修行場らしい。脇の岩に不動尊が彫ってあるのが特徴。残念ながら、このカップ酒のイラストからは、その不動尊の確認もできない。

辛口。平板な味。

諸橋酒造は、調べてみると、「越乃景虎」の蔵元らしい。おもしろいことに、蔵元のサイトには、この「越乃千禄」に関する記述がまったくない。カップの裏に発売元が新潟市の土田商店とあるが、何らかの理由があって、蔵元の自社サイトでは紹介をしていないのかもしれない。銘柄名の「景虎」は、もちろん、上杉謙信の元服名、長尾景虎。地元の英雄、上杉謙信にちなんでの命名。

カップお気に入り度:★

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#cup051:越後杜氏:金鵄盃酒造

越後杜氏(えちごとうじ):金鵄盃酒造越後杜氏(えちごとうじ):金鵄盃酒造

酒造りをしている二人の杜氏の姿をデザインしたカップ酒。もう少ししっかりした色でプリントされていればいいのに。デザインのバックに地を敷いていないので、カップの裏面のバーコードまで透けて見えてしまってるのは、興醒め。

キャップに「辛口」と書いてあって、またいつもの新潟のカップ酒にありがちな淡麗辛口の平板な味かと思いきや、なかなかおいしい。蔵のサイトによると日本酒度は、+4.0 ということで、しっかり辛口のようだけど、適度な甘みも感じられる。越後杜氏の競い合う自醸清酒品評会で首席総裁賞を獲得するなどいい酒を醸す蔵のようだ。

新潟出張のときに駅前のコンビニで購入したもの。

カップお気に入り度:★

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#cup049:男山:永山酒造

男山(おとこやま):永山酒造男山(おとこやま):永山酒造

豪快に筆文字で「男山」。男らしいデザイン。ロゴの左上に書かれている「金・銀・銅」なちょっと謎。ここの銘柄に「金撰」、「銀撰」というのはあるが、「銅撰」というのはないわけで、謎。

永山酒造。山口は、厚狭の蔵。普段遣いの酒としては、よさそうな口当たり。

十年の永きにわたり、時代の主流として造り続けてきた、男山の心の酒です。
常に、山口県を代表する地酒として、最高品質の普通酒であるための努力を心掛けて参りました。
小規模蔵ならではの手造り感と、口に含んだ瞬間に味わえる「感動」を大切につくり上げました。

との蔵元の言葉も「なるほど」と思わせる。

カップお気に入り度:★

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#cup046:神鷹:江井ヶ嶋酒造

神鷹(かみたか):江井ヶ嶋酒造神鷹(かみたか):江井ヶ嶋酒造

黒壁の建物が 2 棟描かれている。蔵元の酒蔵かなと思っていたんだけど、蔵元のウェブサイトを見れば一目瞭然。このカップのデザインとまったく同じ建物の写真が掲載されていた。わかりやすい。版画のようにはっきりした画風で、カップ酒にはもってこいのデザインと言えるかもしれない。明治 20 年代に建造された蔵だとのこと。全部で 7 棟の木造の蔵があるらしい。

味の方は、辛口、男酒。クセのない味で、飲みやすい。けど、いわゆる淡麗辛口タイプなので、好みの味ではない。

蔵元の江井ヶ嶋酒造は、日本酒だけでなく、焼酎、ウィスキー、ワイン、ブランデー、みりん……と幅広い総合酒造メーカーらしい。焼酎も造っている日本酒の蔵はちょこちょこあるけど、ワインやウィスキーまで造っているのは珍しい。

カップお気に入り度:★

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#cup044:あぶくま:玄葉本店

あぶくま(あぶくま):玄葉本店あぶくま(あぶくま):玄葉本店

ちょっと写真だとわかりにくいかもしれないけど、「あぶくま」の文字の左には徳利を持ったこども。その後ろには「酒」の暖簾。ロゴの右には和服の女性。その後ろには酒樽。江戸時代の酒屋の店先の風景といったところだろうか。昭和の初期においても、酒屋に自前の徳利を持っていき、量り売りしてもらうというのは一般的な風景だったみたい。こういうモチーフのカップ酒のデザインは珍しいかも。

辛口のありがちな味。やっぱりもっと旨みというか深みがほしいなあ。

社長が杜氏を兼任している小さな蔵。とはいえ、新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、けっこうがんばっているみたい。

カップお気に入り度:★

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#cup043:あら玉:和田酒造

あら玉(あらたま):和田酒造あら玉(あらたま):和田酒造

白地に緑の文字で「あら玉」。中央のロゴの左右に描かれたイラストはなんだかよくわからない。ちょっと調べてみたところ、蔵のある町、河北町のお祭りの谷地どんが祭りの谷地奴のようだ。何の絵だかわかりにくいのが残念。この谷地どんが祭りとひな祭りがこの町の二大祭りということらしい。河北町は、紅花の里としても有名。

ちょっと辛口。日本酒度の数値以上に辛口に感じる。薄っぺらい味ではない。

この蔵は、すべての銘柄が特定名称酒だったり、亀の尾を使ったお酒も造ってたりして、小さくともまじめな酒造りをしているようだ。

カップお気に入り度:★

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#cup042:別格:角星

別格(べっかく):角星別格(べっかく):角星

白地に大きく「別格」とプリント。「特別本醸造」と書き添え、品質をアピール。男前なデザイン。

カップの裏側には精米歩合や日本酒度といったデータがプリントされているのが好印象。「味わい」には「淡麗辛口」と書いてあるが、ありがちな辛口カップ酒にはないボディが感じられる。けっこう飲める味。蔵直営の店舗は、国登録有形文化財とのこと。昭和初期の建造らしい。

記憶が定かでないが、おそらく EC サイトでの通信販売で購入したもの。

カップお気に入り度:★

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#cup038:龍力:本田商店

龍力(たつりき):本田商店龍力(たつりき):本田商店

青の単色プリント。堂々たる書体で「龍力」のロゴが光る。山田錦を 20 %、五百万石を 80 % 使った贅沢な特別本醸造酒。

飲んでみてびっくり。こんなにクセのない味わいは初めてかも(カップ酒では)。すいすいと飲めてしまう。甘みも、旨味も感じるおいしいお酒。兵庫だから、灘に似た辛口の男酒かと思いきや、日本酒度は -1.0。いまのところのカップ酒のベストテイスト。カップ酒ながら、dancyu がフィーチャーするのもわかる。

兵庫播州は、酒米の産地。地場産の山田錦と五百万石を使った本格派の地酒カップ。無農薬栽培なども試みたりしていて、その水田にコウノトリが住んでいるという。「コウノトリ育む農法」と呼ばれているらしい。アイガモ農法のアイガモのようにコウノトリがせっせと雑草や害虫などを駆除してくれる……というわけではなく、絶滅が危惧されるコウノトリも育つことができるいい環境……という意味。

カップお気に入り度:★

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#cup037:男山:男山

男山(おとこやま):男山男山(おとこやま):男山

北海道は旭川の男山(北海道の大手酒造メーカーのひとつ)の「男山」フラワーカップ。フラワーカップには、4 種類あって、これはそのうちの「ひまわり」バージョン。カップ酒には珍しいスリガラス仕様。いろんなメーカーが花柄のフラワーカップを出しているけど、この男山のデザインは、あまり好きではない……。もっとしっかりした線で描かれているのが好き。カップ自体のデザインは、口がすぼまった曲線的なデザインで、これもユニーク。

味の方は、すっきりとした感じ。「男山」という名前なので、辛口なのかなと思うんだけど、そんなに辛く感じない。ひとつ気になるのは、飲んでも飲んでもアルコールの香りが感じられること。キャップを開けたときに、いかにもアルコール……という香りがするものは多いけど、飲んでいる間に気にならなくなるものが多い。この「男山」は、最後までアルコールの香りがする。アル添(アルコール添加)の量が多いのだろうか……。冷酒でこうだと、熱燗にするとキツいかも。

近所のスーパーに地酒カップ酒にちょっとだけ力を入れている店があって、そこで購入したもの。

カップお気に入り度:★

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#cup033:此君:佐藤酒造店

此君(このきみ):佐藤酒造店此君(このきみ):佐藤酒造店

青地に白抜き、「CUP」の大書、ワンカップ大関タイプのデザイン。「清酒一日不可無」とコピーが書かれているのがいい。

甘みが感じられ、鼻にアルコールがふわっと抜ける感じがいい。もう少しふくらみが欲しいような気もするけど、薄っぺらい味ではない。好感の持てる酒。

この蔵の酒は、まさに地酒。蔵のウェブサイトで見たところ、ほとんど地産地消的な流通のようだ。山形北部、最上の中心都市、新庄から 20 分ぐらい陸羽東線に揺られたあたりで瀬見温泉にたどりつく。小さな温泉街。歩いて数分程度で終わってしまうの温泉街。兄・源頼朝に追われた義経一行がこの地を訪れた折に弁慶が岩を愛刀・瀬見王丸で突き刺した場所からお湯が湧出したという伝説がある。公民館に地域の人用(缶おこう客も利用可)の温泉もある。その一角に蔵元の佐藤酒造店はある。旅の途中ということもあり、カップ酒をひとつだけを蔵で購入したけど、カップ酒でこの味なら、上位クラスの酒も試してみてもいいかな。

カップお気に入り度:★

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#cup030:御代櫻:御代櫻醸造

御代櫻(みよざくら):御代櫻醸造御代櫻(みよざくら):御代櫻醸造

カップ酒ブームの牽引役ともなった御代櫻。通称、パンダカップ。東京上野動物園にパンダが初来日したのを記念してデザインされたカップ。よく見ると、目のあたりがいまひとつかわいくなかったりするんだけど……。同じくパンダをあしらった純米酒のパンダカップもある。こちらは、別デザインで、笹……というか竹が緑色でプリントされたものの発売されている(あまり流通していない)。

普通酒。甘みが感じられる飲み口。すっきり系。

近所のスーパーで買ったもの。カップ酒を扱っている EC サイトの多くで入手可能。

カップお気に入り度:★

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#cup028:神渡:豊島屋

神渡(みわたり):豊島屋神渡(みわたり):豊島屋

文字主体のデザイン。三社札風の文字で「みわたり こっくんかっぷ」とプリントされている。この「こっくんかっぷ」というネーミングがかわいい。

普通酒。さほどの辛口っていう感じではない。すっきりした味。とはいえ、すこし旨味のようなものも感じられる。

蔵元のある豊島屋は、長野県の諏訪湖畔の岡谷市にある。諏訪湖は冬に結氷する。厳寒期には、その氷に亀裂が走る。さらに亀裂が盛り上がるという現象。これを「御神渡り」という。上諏訪の上社の男神が下諏訪の下社の女神に会いにいくのだという。一度見てみたいけど、ここ数年は暖冬のせいで結氷することも少ないのだとか。

上諏訪、下諏訪の温泉巡りをしている途中に購入したもの。諏訪は湯量が豊富で、共同浴場も多い(共同浴場は、上諏訪よりも下諏訪のほうが多い)。諏訪駅には、足湯もあったりする。

カップお気に入り度:★

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#cup026:丸眞正宗:小山酒造

丸眞正宗(まるまさまさむね):小山酒造丸眞正宗(まるまさまさむね):小山酒造

青地に白抜きの文字というワンカップ大関フォロワーのデザイン。三社札のような書体で「江戸の地酒」とプリントされているのがひとひねり。

「正宗」系の辛口。とはいえ、カップ酒の辛口にありがちなとがった味ではなく、ちょっとまろやかな味わい。甘みはほとんど感じない。アミノ酸度も低いような気がする。飲みやすい。

蔵元は、東京都内唯一の酒蔵。赤羽駅のすこし北側、荒川にほど近いところにある。以前、ちょくちょくこのエリアを散歩してたことがあるから、蔵元の前を通ったことがあるかも。秩父からやってくる伏流水を使っての酒造りをやっているらしい。あんなこところにも造り酒屋があるんだなあ。赤羽と言えば、大衆酒場まるます。ひさしぶりに行きたい……。「まるまさ」、「まるます」……似ている(まるますでは丸眞正宗は扱ってなかったと思う)。近くのおでん屋さん(立ち飲み併設)で、おでんをぱくつきながら、「丸眞正宗」を飲んでいる人がいたなあ。ある意味、地産地消。ちょうどそのおでん屋さんの記事を見かけたので、リンク(トラックバック URL がないの……)。

カップお気に入り度:★

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#cup024:田舎親父:六歌仙

田舎親父(いなかおやじ):六歌仙田舎親父(いなかおやじ):六歌仙

カップには何頭かの動物のシルエット。牛のような、羊のような、鹿のような……。

またまた、カップ酒にありがちな淡麗辛口系。かなりあっさりした味わい。もうすこし(いい意味での)田舎くささ(質実剛健系)があるといいんだけど。なぜかアルコール度数は若干低め。

蔵元は、さくらんぼで有名な山形県東根市。温泉町の名に違わぬ東根温泉も近くにある。

近くのスーパーのレギュラー商品。

カップお気に入り度:★

  • 株式会社六歌仙
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:14 - 15 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup023:かまくら:阿桜酒造

かまくら(かまくら):阿桜酒造かまくら(かまくら):阿桜酒造

秋田の冬の風物詩、かまくらをその名に抱き、カップのデザインにも採用。風物詩を取り込んだデザインということだけど、ちょっと絵が弱いかも。

正式名称は、「寒仕込 本醸造 かまくら」。ひとくち口に含むと、すっきりとした