iwate Archive
#cup110:南部美人:南部美人
浮世絵風の美人画をプリントしたカップ酒。正面と背面とにひとりずつ。
とてもまろやかですっきりした味わい。すっきりした味わいながら、ボディの力強さもかねそなえている。が、それも強調しすぎるものではなく、口からさっと消えていく。甘すぎず、辛すぎず。なかなかの良酒。本醸造酒の本領発揮といったところだろうか。淡い黄みがかかった酒だなと思っていたのだが、この蔵では炭素濾過をやっていないようだ。
岩手の県北部に位置する二戸市で酒蔵を営む南部美人の代表的な銘柄。岩手ということでもちろん南部杜氏を擁し、雑味の多い甘口の酒が跋扈していた昭和中期以降「南部美人」の銘柄名のもと研鑽を重ねているらしい。蔵のサイトにおもしろい記事が載っていた。「世界最古!? 日本酒の自動販売機」。記事によると、明治の中期から後期に制作されたもので、五銭銅貨を入れると、酒が蛇口から出てくるというもの。蛇口はふたつあって、ひとつは酒が出てくる蛇口。もうひとつは、(とっくり?)すすぎ用の水が出てくるもの。この自販機は、二戸市歴史民俗資料館に寄贈されているようだが、そこの記事も読んでみるとおもしろい。
カップお気に入り度:★
- 株式会社南部美人
- 種別:本醸造酒
- 容量:180 ml
- 度数:15.8 度
- 日本酒度:+5.0
- 酸度:1.3
- アミノ酸度:ー
- 原材料:米・米麹・醸造アルコール
- 使用米:トヨニシキ
- 精米歩合:60 %
- Comments: 0
- TrackBacks: 0
#cup093:鬼剣舞:喜久盛酒造
和装の男たちが面をつけて踊っている。これは、岩手県北上市周辺の伝統芸能である「鬼剣舞」の様子を描いたもの。修験道の始祖、
銘柄名の脇に「登録 男の酒」とプリントされているが、そのとおりの辛口。昔ながらの日本酒らしい味わいも微妙に残っている。地元の普段遣いの酒といったところだろうか。
蔵元の喜久盛酒造は、酒造会社らしくない、かなり特異なサイトを開設している(と言っても、特異なのはトップページだけみたいだけど)。かなりいいデザイン。きっと社長が若いんだろうなあ......と思って調べてみたら、1972 年生まれだそう。若い。伝統の銘柄「鬼剣舞」や「喜久盛」はさておき、「電氣菩薩」(純米大吟醸)、「タクシードライバー」(純米原酒)などという酒も造っている。確かにこの酒、見かけた。なんとも不思議な感性。
このカップ酒は、去年の夏に夏油温泉に行ったときに買い求めたもの。宿の外には、「鬼剣舞」専用自販機も。
カップお気に入り度:★★
- 喜久盛酒造株式会社
- 種別:普通酒
- 容量:180 ml
- 度数:15 - 16 度
- 日本酒度:ー
- 酸度:ー
- アミノ酸度:ー
- 原材料:米・米麹・醸造アルコール
- 使用米:ー
- 精米歩合:ー
- Comments: 0
- TrackBacks: 0
#cup076:七福神:菊の司酒造
このカップ酒のデザイン、ありがちなワンカップ大関タイプながら、この「UniCup」の文字のデザインがなんとも 70 年代風なのが妙に気に入っている。別の蔵の酒でも、「UniCup」という名前のついたカップ酒もあったりするし、このデザインにも「七福神」の銘柄名がプリントされていないことからも汎用カップなのかな......と思いつつも、このレトロテイストがいいんだなあ。イメージとしては、手塚治虫の『悟空の冒険』のタイトルロゴデザインなんだけど......わかんないか。
味は、悪くない。妙に甘ったるいようなこともないし、いやな味や香りもない。アルコール添加も増量を目的としてのものではないと蔵のサイトに書いてあったが、これは信用してもいいように思う。飲みやすい酒。燗もいい感じ。
蔵元の菊の司酒造は、本社は盛岡の市街地にあり、造りはここと石鳥谷(いしどりや)でおこなっているらしい。石鳥谷と言えば、南部杜氏の里とも言うべき県下有数の酒造地域。石鳥谷にある道の駅は、酒蔵をイメージしたデザインらしく、次に行くときは寄ってみようと思っている(酒匠館、南部杜氏伝承館も!)。蔵のサイトによると、この蔵の二大銘柄の「菊の司」のうち、「菊の司」は盛岡で、「七福神」は、石鳥谷の七福神工場で醸しているらしい。盛岡は近代的な設備での醸造だが、石鳥谷は手作り的な醸造をおこなっているようだ。
このカップ酒は、岩手の花巻空港周辺を歩いていたときに立ち寄った酒屋で購入したもの。その近くに花巻農業高校のお店があって、その店で買ったバターがいい塩味で、とてもフレッシュで、おいしかったのが記憶に残っている。
カップお気に入り度:★★
- 菊の司酒造株式会社
- 種別:普通酒
- 容量:180 ml
- 度数:15 - 16 度
- 日本酒度:ー
- 酸度:ー
- アミノ酸度:ー
- 原材料:米・米麹・醸造アルコール
- 使用米:ー
- 精米歩合:70 %
- Comments: 0
- TrackBacks: 0
#cup073:酔仙:酔仙酒造
ゆらゆらっとした書体で、銘柄名がカップの周囲にプリントされている。黄緑の枠のロゴがあれば、十分なような気がする。
さて、普通酒の 200 ml ということで、味はいかがなものだろうか。甘い......。日本酒度が +4.0 で、この甘さはどうだろう......。アルコール度数は、一般的な日本酒の数値だけど、アルコールの味もあまり感じられない。やっぱり普通酒の 200 ml タイプは厳しいものが多いなあ。
酔仙酒造は、前に紹介した活性にごり酒の「雪っこ」の蔵元(「雪っこ」は好き)。主力銘柄は、この「酔仙」。昭和 19 年に八つの蔵が集まって、酔仙酒造の前進となる気仙酒造株式会社を設立したとのこと。焼酎やブランデーも作っている大手メーカー。地元の南部杜氏を抱え、酒造りをしてるらしい。
カップお気に入り度:ー
- 酔仙酒造株式会社
- 種別:普通酒
- 容量:200 ml
- 度数:15 - 16 度
- 日本酒度:+4.0
- 酸度:0.9
- アミノ酸度:1.0
- 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
- 使用米:たかねみのり他
- 精米歩合:70 %
- 『The カップ酒 ベストセレクション 900』掲載
- Comments: 0
- TrackBacks: 0
- Search
- Feeds
- Flickr Photos



