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#cup110:南部美人:南部美人

南部美人(なんぶびじん):南部美人南部美人(なんぶびじん):南部美人

浮世絵風の美人画をプリントしたカップ酒。正面と背面とにひとりずつ。

とてもまろやかですっきりした味わい。すっきりした味わいながら、ボディの力強さもかねそなえている。が、それも強調しすぎるものではなく、口からさっと消えていく。甘すぎず、辛すぎず。なかなかの良酒。本醸造酒の本領発揮といったところだろうか。淡い黄みがかかった酒だなと思っていたのだが、この蔵では炭素濾過をやっていないようだ。

岩手の県北部に位置する二戸市で酒蔵を営む南部美人の代表的な銘柄。岩手ということでもちろん南部杜氏を擁し、雑味の多い甘口の酒が跋扈していた昭和中期以降「南部美人」の銘柄名のもと研鑽を重ねているらしい。蔵のサイトにおもしろい記事が載っていた。「世界最古!? 日本酒の自動販売機」。記事によると、明治の中期から後期に制作されたもので、五銭銅貨を入れると、酒が蛇口から出てくるというもの。蛇口はふたつあって、ひとつは酒が出てくる蛇口。もうひとつは、(とっくり?)すすぎ用の水が出てくるもの。この自販機は、二戸市歴史民俗資料館に寄贈されているようだが、そこの記事も読んでみるとおもしろい。

カップお気に入り度:★

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#cup109:文楽:文楽

文楽(ぶんらく):文楽文楽(ぶんらく):文楽

カーネーションの花だろうか。カップの周囲に花があしらってある。ありがちなフラワーカップの一種。デザインが秀逸なものであれば別だけど、この程度の凡庸さで、銘柄名や蔵に縁のないデザインの場合、ちと寂しい。母の日が近いということで、カーネショーンつながりでひとまずよしとしよう。

味はというと、なんとも言えない薄っぺらい感じ。味はあるにはあるけど、キャップに書かれた酸味料と糖類という添加物がいかにも......という印象。添加アルコールの多そうな味で残念。

元は、「北西酒造」と名乗っていたようだが、蔵の代表銘柄でもある「文楽」と社名を変更したとのこと。創業者が文楽が好きだったこと、文楽の太夫と三味線ひきと人形遣いの三位一体が酒造りの米・水・麹にも通じることなどを社名変更の理由としているようだ。営業担当の社員の女性が書いているブログが読みやすくて、つい読んでしまった......。

カップお気に入り度:ー

  • 株式会社文楽
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup108:奥能登の白菊:白藤酒造店

奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店

ひさしぶりの無印カップ酒(カップにプリントされていないという意味)。カップを縦にぐるりと囲む紙の封が上品な感じ。一昔前の Apple Comuputer の箱のようなイメージ。カップには何もプリントされておらず、封に銘柄名と成分表が印刷されている。

これはおいしい♪甘口の柔らかい味の酒。常温でもいやな甘味が残ることなく、いい感じのアルコールが広がる。封に

軟水の山水を仕込水とした柔らかな甘さのお酒です。

......とある。まさにそんな感じ。

輪島の廻船問屋から始まり、質屋などを生業としていたが、江戸時代末期より造り酒屋としての歴史が始まったらしい。現在の杜氏は、九代目。家族中心の小さな蔵だが、まじめな酒造りをしているという印象。

カップお気に入り度:★★

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カップ地酒は足で稼ぐ

  • Posted by: maki
  • April 30, 2008 1:26 PM
  • +topics | cup

貴娘(きむすめ):貴娘酒造連休前半は、群馬県北部の四万温泉と法師温泉に湯治に出かけた。四万温泉は、JR 吾妻線の中之条駅からバスで 40 分ぐらい山の方に入ったところ。法師温泉は、四万温泉から歩いて山越えするとたどりつける位置関係だが、車で行くには中之条に出てから山越えするか、JR 吾妻線で渋川まで出て、JR 上越線に乗り換え、沼田あたりからバスに乗るのがいい。直線距離だと地図で見ても 6 km ぐらいに見える(登山道を歩くと 12 km ぐらいらしい)が、実は意外に遠い。

四万温泉には何軒か酒販店があるが、探し求めているようなガラスに直接プリントされたようなタイプは置いておらず、四万温泉オリジナルラベルを貼付けたタイプがよく見られる(中身は確認しなかった)。あとは、吾妻エリアの地酒、金星酒造のもの。しかし、中之条にまで出ると、貴娘きむすめ酒造のカップ酒が入手可能。「貴娘」は、四合瓶や一升瓶だったら、四万温泉でも手に入るけど、カップ酒は置いていない(もしかしたら、四万温泉オリジナルラベルのカップ酒は、「貴娘」かも)。写真は、中之条駅のキオスクで買った「貴娘」。

沼田から法師温泉に行くには、猿ケ京温泉、三国峠と伸びる国道 17 号線を進む。このあたりで購入可能なのが、永井本家の「八木節」(けっこうお気に入り)。猿ケ京温泉の酒屋では、新潟が目の前ということで、新潟の酒もいろいろ取り揃えている店があった。

しかし、起点の沼田(猿ケ京温泉まで 25 km 程度)で簡単に手に入るのは、永井酒造の「力鶴」(水芭蕉がプリントされている)だったりする。

けっこう狭い地域で、ピンポイント的に販売されている地酒カップが多く、やはりカップ酒を集めるには地道に「足で稼ぐ」必要があると感じた。

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#cup107:翁鶴:大石酒造

翁鶴(おきなづる):大石酒造翁鶴(おきなづる):大石酒造

川の流れがプリントされ、その上に「保津川下り」と書かれている。京都の北西部の保津川を舟で川下りするのが保津川下り。よく見ると、激流の中に小舟とそれを操る船頭の姿も見える。浮世絵風の波頭がいい感じ。

淡い甘味を感じる。全体的にまろやかな味。酸味や辛味はあまり表にまで出てこない。鼻に抜けるアルコールも軽く感じられる。

蔵元の大石酒造は、嵯峨野トロッコ列車の上流川の起点のある京都府亀岡市にある。蔵の歴史は古く、元禄年間の創業ということなので、300 年以上酒造りをおこなっているようだ。蔵のサイトを見ていると、蔵に併設されている資料館のところに、

『探偵ナイトスクープ』に出演?したマネキンがいます。ここで結婚式を挙げたとか、、、

......と書かれていた。そういえば、こんなのあった、あった。資料館に置いてあるマネキンに一目惚れした女性が、このマネキンと結婚したい......という依頼だった。そうか、ここの蔵だったか。丹波の蔵ということで、杜氏はもちろん丹波杜氏。

カップお気に入り度:★★

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#cup106:蓬萊 小町桜:渡辺酒造店

蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店

青をメインにしたプリントでなかなかいいデザイン。大きな山車が描かれている(写真ではわかりにくい......)。この蔵は、飛騨地方にある。飛騨で山車と言えば、飛騨高山の高山祭り。調べてみると、高山祭りというのは、総称のようで、4 月の山王祭りと 10 月の八幡祭りのことらしい。日本の神道でもメジャーな山王信仰と八幡信仰の祭りが春と秋に両方おこなわれるというのもなかなかおもしろい......ということで、このカップ酒デザインは、ローカル色が感じられるという点で、◎。

味はと言うと、普通酒にしては、なかなかおいしいかも。普通酒ということで、アルコール添加されていて、そのアルコール分がすこし邪魔をしている気がするけど、全体的には調和のとれた味。思いのほか、豊かな味わい。

サイトは、けっこうキレイに作ってある。蔵の人たちによるブログなんかも併設されていて、3 人がブログを書いているみたい。代表者 1 名がブログを書くというのはたまにあるけど、3 人も書き手がいるというのは珍しい。最強チラシ集というコーナーがある。ここのチラシは、けっこうユニークでなかなかおもしろい。地元のスーパーに貼ってあるのを見たが、かなりインパクトがあった。

カップお気に入り度:★★

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#cup105:猩々:北村酒造

猩々(しょうじょう):北村酒造猩々(しょうじょう):北村酒造

壷というか瓶というか、そんな枠に囲まれて、銘柄名が書かれている。この壷のような形は何だろうと思っていたところ、蔵のサイトに説明があった。この「猩々」は、謡曲「猩々」に因んだもの。「猩々」は中国の想像上の生き物で、顔は人、体は猿、声はこども声に似ていて、赤ら顔で酒が好きだという。

伝説では・・・
高風という若者が霊夢のお告げで、都へ出て酒を売ったところ、商売は繁盛。
賑わう店の中に、毎晩大酒を呑み、平然と帰る客あり。
在る時、名を尋ねたところ、尋陽江に棲む「猩々」と言う。
「猩々」は、高風の親孝行振りを称えて、舞い踊ると共に「酌めども尽きぬ」酒壺を与えたと。

だとのこと。

カップ酒を飲みはじめたころ(まだこのカップ酒でブログを書こうとは思ってなかったころ)に飲んだ一杯に再会。軽めの辛口。大辛ではない。舌の上で味わうと、醸造アルコールっぽい辛さが感じられる。

カップお気に入り度:★

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ひこにゃんカップ♪

  • Posted by: maki
  • April 20, 2008 3:17 PM
  • +topics | cup

ひこにゃん出張先でのミーティングが終わり、ついでに酒屋を覗く。お♪ こんなカップ酒が存在したとは!

言わずと知れた「ひこにゃん」。地域密着型人気ゆるキャラの代名詞「ひこにゃん」は、なんとカップ酒にも進出! かわいい......。

中に入っているのは、岡村本家の「金龜」(金亀)という酒。かなり黄色い酒。店主に「けっこう黄色いですね」と言うと、「地酒だからね。古いわけじゃないよ。ほら」と言って、製造年月日を見せる。なかなか気さくな人。だてにカップ酒だけで 100 本以上飲んでいるわけではないので、そこまで説明してくれなくても、大丈夫だって、わかってるって。そんな思いを知ってか知らずか、ひこにゃんは相も変わらずほわーんとしている。

やわらかく、まろやかな味。甘味を感じるが、甘すぎたりすることはなく、飲みやすい。

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#cup104:みつくりの里:平和酒造

みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造

地元の城、伊賀上野城をあしらったデザイン。ほとんどが太めの線で描かれているので、イラストがごちゃごちゃしていないところがいい。

昭和スタイルの日本酒っぽい味。ちょっとクセがあるようにも感じるが、決してイヤな味ではない。ほんの軽く熟成香が感じられる。特別純米酒の実力か。無濾過生原酒だからか、色はかなり黄色い。アルコールは、17 度と軽め。とはいえ、一合飲みきるころには、ほろ酔い気分。

このカップ酒のキャップ部分には、セロテープで小さな紙が貼付けてあり、「みつくり」と書かれていた。この平和酒造で醸している酒は、「みつくりの里」と「富士正宗」。ラベルには「みつくり」としか書かれていなかったが、たぶん「みつくりの里」なんだろう。伊勢神宮の御用達の甘酒なんてのも造っているみたい。伝統的な酒造りを守っているみたい。

大阪の「山中酒の店」で購入したもの。

カップお気に入り度:★

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カップ酒の自販機

  • Posted by: maki
  • April 18, 2008 7:07 AM
  • +topics | cup

カップ酒自販機町の酒屋の自販機コーナーの隅に古そうな縦細の自販機が設置されていることがある。古い設備の温泉宿でもちょくちょくみかける。近づいてみると、硬貨の投入口がビニールテープで塞がれていたり、「故障中」と貼り紙がされていたり、あまり大事にされていないものが多い。中に入っているのは、カップ酒。

このエントリのトップに掲載した写真は、四谷の酒販店「鈴傳」の店頭にあるもの。よく見かける自販機は、「大関」のものが多いけど、ここのは「櫻正宗」。3 種類の商品を入れることができるようだけど、2 つは「櫻正宗」。残りひとつが「八海山」というのがおもしろい。地酒専門店としてのこだわりといったところだろうか。

『カップ酒スタイル』のエントリのときにも書いたことだけど、法改正により新規の設置が認められなくなったらしく、現役の自販機がなくなったら、おしまい......ということらしい。なんとなく昭和テイストの残るアイテムとして、ノスタルジックな思いにひたる。

カップ酒自販機もう 1 枚の写真は、埼玉県の栗橋町で撮影したもの。営業しているのかどうかも定かでない酒屋の店頭に置かれていた「大関」の自販機。この自販機に入っているカップ酒は、「大関」と「静桜」。栗橋は、国内にいくつかある静御前の終焉の地のうちのひとつ。駅のすぐそばには、墓所があり、「静桜」と呼ばれる桜の木があった。これに因んだ地酒ということなのだろう。すこし調べてみたけど、情報はあまりなかった。

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#cup103:舞姫:舞姫酒造

舞姫(まいひめ):舞姫酒造舞姫(まいひめ):舞姫酒造

カップのデザインとしては、あまりおもしろいものではない。銘柄名が正面にあしらわれ、書体が太くないものだから、背景色なしにプリントされているので、すこし読みづらい。

しかし、このカップ酒のデザインのおもしろさは、実は正面ではなく、横にある。一部のかっぷざけに見られる特徴だけど、側面に目盛りがプリントされているものがある。この「舞姫」もそのひとつ。目盛りには数字がついていることと、そうでないことがあるが、その数値や目盛りでおよその飲酒量を知ることができる。あるいは、飲みおわった後に計量カップとして再利用できたり。しかし、この「舞姫」の目盛りにプリントされているのは、数字ではなく、イラスト。いちばん上の目盛りは音符、次はくちびる(あるいは、口)、最後は虎。つまり、飲み進むにしたがって、陽気になって歌いだし、最後には虎になってしまう......というユーモア。なかなかおもしろい。でも、2 番めのくちびるの意味するところがよくわからない。酔っておしゃべりになってしまうということなのか、キス魔になってしまうということなのか......。いずれにしても、非常に特徴的でユーモラス。

舞姫(まいひめ):舞姫酒造県外では「翠露」で有名な蔵。この「舞姫」は、それよりもリーズナブルな価格帯の普段遣いの酒。ひさしぶりに飲んでみたが、なかなかいい。すこしアルコールがきつい気もするけど、飲みやすい。キレがあるけど、味もある。調和のとれた感じ。

舞姫酒造は、諏訪市の中心部、諏訪駅の近くにある。メインストリートの国道 20 号線に面した場所にあるが、この国道 20 号線は、酒屋通りでもある。「真澄」で有名な宮坂醸造をはじめ、麗人酒造(麗人)、舞姫酒造、伊東酒造(横笛)、本金醸造(本金)がずらっと勢揃い。近代では、製糸業で栄えた諏訪が古くからの街だったことの証のようにも思える。

舞姫酒造は、国道沿いに直販店を出しているが、代々の当主が文庫蔵として使っていた蔵をベースにした「和」な雰囲気のいい店。この店でしか買えない限定ものの酒なども販売している。杜氏は、地元の諏訪杜氏。「和醸良酒」をモットーに、甘・酸・渋・辛・苦の 五味の調和がとれた旨口の酒造りをおこなっている。

カップお気に入り度:★

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蒐集するということ

  • Posted by: maki
  • April 16, 2008 6:08 AM
  • +topics | cup

蒐集するということについて考える。小学館の『大辞泉』いわく......

しゅう‐しゅう〔シウシフ〕【収集/×蒐集】
[名]スル
  1. 寄せ集めること。「ごみの―日」
  2. 趣味・研究などのために集めること。また、そのもの。コレクション。「資料を―する」「切手の―家」

つまり、「収集」と「蒐集」は同じだという。漢和辞典的にどんな違いがあるのかはわからないが、やはり「収」の字では、ニュートラルなイメージ。「鬼」の入っている「蒐」とは見た目のインパクトが違う。

うちの近所にカップ麺コレクターがいる。知り合いでもなんでもないが、テレビで見て知った(うちの近所のなんでもない公園でインタビューのロケをやっていたので)。その人は、レギュラー商品や地域限定ものはもちろん、短期間しか発売されていなかったカップ麺とかも数多く蒐集している。当然、新商品はすべて買う。マニアの常道を歩んでいるなあ......と思う。部屋には食べたあとのカップが山積み。もちろんきれいに洗ってあるんだ(ろう)けど、それにしてもすごい量。そんなもんとっといてどないすんねん......ということなんだけど、ふと我が身を振り返ってみれば、五十歩百歩。いまや 100 個近くのカップがうちにはある(これにしてもそんなに多いわけではないんだけど)。

コップとしてリユースできるとか、その日の気分にあわせて使い分ける(苦しい......)ってこともできるけど、たまに、いま死んだらどうしよう......という思いにかられることもある。だからといって、捨てるのももったいない。そんなあいだにもカップは増えていく。押し入れは占拠されていく......こういう思いにとらわれることこそ、蒐集なのか。

まあ、こんな蒐集でもこんな結果もあったりするわけで、悪いものではない。ロングテールな世界、きっと誰かの何かの役には立つのではないだろうか......。

これまでで 100 種類以上のカップ酒を紹介している。カップ酒のカタログとして『The カップ酒 ベストセレクション 900 ー 日本全国カップ酒カタログ』や『カップ地酒と車窓旅』があるが、これまで紹介したカップ酒のうち、いくつがこれらの書籍にも収録されているかを数えてみたが、半数弱は未収録。しかも、それらはすべてプリントタイプ。紙ラベルタイプのものも含めたら、全国で何種類のカップ地酒があるのだろうか......まだまだ蒐集の旅は終わらない。

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#cup102:白露:高野酒造

白露(しらつゆ):高野酒造白露(しらつゆ):高野酒造

白地に青く銘柄名がプリントされている。シンプルですっきりとしてはいるけど、それだけと言えばそれだけのデザイン。もうすこし銘柄名を小さくプリントすればバランスがいいかも。書体に特徴があるので、もうすこし控えめでもいいように思う。

淡麗辛口の新潟らしい味わい。本醸造だとのことだけど、すこし平板な味。もうすこし味の膨らみがほしいところ。

「白露」とは、蔵のサイトによると、二十四節気のひとつで、秋分の直前の期間だとのこと。Wikipedia いわく、

太陽黄経が165度のときで、大気が冷えて来て、露ができはじめるころ。八月節。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」と説明している

......とのこと。この「白露」は、9 月 8 日ごろから秋分までの約 2 週間で、この 9 月 8 日に生まれた酒ということで、「白露」と名付けたらしい。明治 32 年のこと。

カップお気に入り度:★

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#cup101:竹の露:竹の露

竹の露(たけのつゆ):竹の露竹の露(たけのつゆ):竹の露

黄緑色で竹が描かれたシンプルなデザインのカップ酒。品のいいデザインでもある。一色刷りのもののなかでは、なかなか秀逸なデザイン。

甘口の酒。いやな感じの甘味ではない。しかし、なんかとっても薄味。とても酒を飲んでいる気分にはなれないなあ。同じカップを使って、純米酒なんかも販売されているみたいだけど、普通酒はこんな感じ。純米酒のほうは、評判がいいようなんだけど。

東北における修験道のメッカとも言うべき出羽三山の羽黒山の麓に蔵はある。修験道の行事に供される酒を醸す蔵のうちのひとつが、現在の竹の露合資会社の前身だとのこと。銘柄名の由来についてはよくわからないようだが、蔵の付近は竹の産地としても名高い地域だったようだ。

カップお気に入り度:★★

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酒販店:吉池

  • Posted by: maki
  • April 12, 2008 11:52 PM
  • +topics | cup

吉池・御徒町本店御徒町にある吉池。食料品から衣料品まで取り扱う大型店舗。上の階には、飲食店も入っている。魚には特に力を入れているらしい。

魚以外に力を入れているのは、お酒。2 階のすべてが酒売り場。なんと、フロア面積は200 坪。4000 種の商品を取り扱っているとのこと。取り扱いは、日本酒から焼酎、洋酒、つまみに酒器まで。カップ酒の品揃えも多く、常時 30 種は揃えているんじゃないだろうか。

ここで買えるカップ酒の多くは、新潟のもの。新潟以外のカップ地酒もあるけど、そんなに種類は多くない。やたらと新潟のカップ酒が多いので、ちょっと調べてみたところ、どうも創業者が新潟出身ということがその理由のようだ。新潟第一酒造の「越の白鳥」という酒を「吉池」オリジナルラベルで販売していたりもする。

時間があるときにときどき商品ラインナップを見にいくようにしている。たまに仕入れ商品が変わっているような気がするから。きょうは、特にこれといった収穫はなかったけど。

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#cup100:愛宕の松:新澤酒造店

愛宕の松(あたごのまつ):新澤醸造店愛宕の松(あたごのまつ):新澤醸造店

ついに、ついに、このカップ酒紹介も 100 本め♪ つまり、10 升、1 斗! 飲んだなあ。10 升めの記念カップは、こちら、「愛宕の松」。この銘柄の紹介も 3 本め。最初は、「ブラックカップ」、次が「中取り PLATINUM」、そして最後がこの「フラワーカップ」。

カップの周りに黄色とオレンジの花のイラストがぐるりとプリントされている。このキュートさ、レトロさがたまらなくお気に入り。カップ酒コレクションの原点のひとつともなったカップ(このカップに触発されて買ったのが、このコップ)。

この「フラワーカップ」以外は、特別純米酒だけど、これは本醸造酒。いままでの特別純米酒とは違う味わいだけど、ていねいに造られている。ベースには似たような味があるけど、どこか違う。雑味はなく、旨味のあるいい酒。淡い味のつまみに合いそう。

これも上高田の「味のマチダヤ」にて購入。

カップお気に入り度:★★★

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#cup099:吉の川:吉の川酒造店

吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店

黄色い水仙がカップをぐるりと囲むデザイン。北国の春を彩る水仙の花を前面に押し出しているのがいい感じ。去年、ゴールデンウィークに肘折温泉に行ったときに川のそばで水仙が咲き誇っていたのを思い出す......が、このカップ酒は、福島は喜多方からのもの。

まろやかな味わい。微妙に甘味を感じるが、甘辛酸の調和のとれた味。悪くない。

綴り違いの新潟の吉乃川は有名だけど、この蔵に関してはあまり情報がない。ぽろぽろと拾ってきた情報をまとめてみると......98 % が地元で消費される地産地消のまさに文字どおりの地酒、地元の居酒屋にならどこにでも置いている地元に愛される酒、昔ながらの伝統的な酒造りをしている、普段遣いの普通酒にも手を抜かない......といったあたり。なかなか、好感が持てる。

カップお気に入り度:★★

  • 合資会社吉の川酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:±0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:五百万石・チヨニシキ・桜吹雪
  • 精米歩合:ー

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studio temp.

  • Posted by: maki
  • April 6, 2008 4:30 PM
  • +topics | cup

スタジオ風景 #01きょうは、朝からいい天気。(相当)早起きして、まだ肌寒い中、吉祥寺駅まで出かける。連休の旅行の帰りの新幹線の指定券を予約しに。整理券 3 番をもらう。まだ店も空いていないので、うちの近所までもどって、お気に入りの昭和テイストの喫茶店でサンドイッチとコーヒーを。

家にもどって、自転車のメンテナンス。チェーンがきぃきぃ言うので、潤滑油をささなくては。ギアやディレイラーのあたりがかなり汚れていたので、そこのクリーニングも。やはり暖かくならないと、こういう仕事はできないなあ。ボディも磨いて、ぴかぴか(?)に。

昼過ぎに、予約したチケットの結果を見に、再び吉祥寺に。さすが予約番号 3! 希望どおりの列車で予約完了。

スタジオ風景 #02家にもどって、カップ酒の撮影を。ルーフバルコニーに折りたたみ式のテーブルを出して、その上に撮影用の仮設スタジオを設置。10 分程度の準備でスタジオ完成。厳密に常に同じ条件下で撮影をしたい......というわけではないんだけど、部屋の中だと周囲に写りこむ背景が変わってしまったりするので、それなりに似たような条件で、被写体のカップだけがフィーチャーされた写真を撮るようにしている。きょうは、25 枚程度だったので、らくちん。前回は、100 本近く。キツかった......。ヘンな姿勢で撮影するので、腰が痛くなった。

この仮設スタジオ、Photo Cube Mini という商品で、なかなかのスグレもの。白い布(?)でできているので、光をやわらかくしてくれる。いわゆるディフューザー効果。これ専用のライティング装置もあるんだけど、さすがに高くて、手が出ず。自然光でまかなうことに。スタジオでの撮影が終了すると、直径 20 cm 程度にまるめて収納できるのも気に入っている。

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#cup098:旭興:渡邉酒造

旭興(きょくこう):渡邉酒造旭興(きょくこう):渡邉酒造

とてもシンプルなデザインのカップ酒。水色の地に白字で銘柄名を大書。意外にこういうデザインも好き。たぶん銘柄名の文字が好きなんだろうな。

「芳醇清酒」と書かれているが、確かにそんな感じ。詳しいデータがないけど、これが普通酒だとすれば、普通酒クラスではかなり上位ランキングに入るおいしさではないだろうか。調和のとれた味わい。

詳しいデータがあまり手に入らないが、ちょこちょこみかけるレビューからは、なかなか実力派の蔵のようだ。初代の蔵元は、新潟杜氏でありながら、名水を求めて、栃木に蔵を構えたという。現在の酒造りの陣頭指揮をとるのは、専務の渡辺英憲氏。東京農業大学醸造科を卒業後、群馬の美峰酒造で修行。数年前に蔵元に戻り、精力的に酒造りをしているようだ。

このカップ酒は、那須に遊びにいったときに、たまたま黒磯駅の近くのスーパーで買い求めたもの。こんなカップ酒に出会ったりするもんだから、この趣味はやめられない。

カップお気に入り度:★★

  • 渡邉酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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いただきもの:じょっぱり

  • Posted by: maki
  • April 3, 2008 6:58 AM
  • +topics | cup

じょっぱり(じょっぱり):六花酒造東北出張に出かけた N くんからのいただきもの♪ 青森では、トップクラスのポピュラーな酒。

赤いだるまの顔がインパクトのあるデザイ