- May 9, 2008 6:12 AM
- memo
地方を旅するときの楽しみのひとつは、その近辺の地酒カップを探すことであるのは間違いないが、ローカルフードとの遭遇もかなり楽しい。先日訪問した新庄で遭遇したのは「春を告げる魚」。
時間に余裕があったので、新庄到着早々にレンタサイクルで市内を散策。街をひとまわりしてから、お目当ての鳥モツラーメン(新庄のご当地ラーメン)を食べようというプラン。
まずは新庄城趾に向かう。すると、その途上に「カド焼き祭り」と書かれた立て看が。なにやら楽しげなイベントなので寄ってみる。
城跡が公園になっていて、屋台が何軒も出ている。公園の奥にある神社が「カド焼き祭り」の会場。「カド」と呼ばれるモノ(たぶん食べ物だろうという想像)をみんなで焼いて食べる(芋煮会的な)イベントなんだろうな......と思いながら会場に近づくと、聞こえてくるのは演歌。どうやら、「カド焼き祭り」は、「カド焼き」を食べつつ演歌を楽しむイベントらしい。その会場に入るのには入場料が必要だということでパス(入場料には「カド焼き」と地酒カップも含まれるらしい)。
あきらめて歩いていると、屋台でも「カド焼き」を販売しているみたいだったので、さっそく頼んでみる。そこでわかったのは、「カド焼き」とは、鰊(ニシン)の塩焼きだということ。鰊か。ほとんど縁のない魚。京都名物の鰊蕎麦はおいしくもなんともなかった記憶がよみがえる。でも、ここはせっかくの出会い。試してみる。
注文するとほんの数分ほどで「カド焼き」登場。かなり大きい。30 cm はある。身をほぐして食べてみる......おいしい♪ 単なる塩焼きなんだけど、かなり濃厚な旨味を適度な脂肪分が増幅する。ビールにとても合う。おなかは、これでもかというほど、カズノコでパンパン。満足度、極めて高し。ちなみに、「ニシン」はアイヌ語起源で、「カド」は大和言葉起源だとのこと。「カド」の子だから、「カズノコ」なんだってさ。
新庄のある山形県北の最上エリアは、豪雪地帯。冬の間は雪が深く、海産物の流通は困難を極めた。海産物が届くようになるには、雪解けの春を待たなくてはならなかった。待ちわびた春を祝う食べ物のひとつが、鰊だったのだそうだ。鰊の別名を
愛すべきローカルフード♪ しかし、こっちには出回ってないんだよなあ......。
※あまりにも「カド」が巨大だったので、満腹になってしまい、鳥モツラーメンは食べられなかった。残念......。
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