中央にかなり大きな梅の花をあしらった通称「MADO CUP」こと「梅乃花」。淡い色使いなのでさほど鬱陶しくも感じないけど、もう少し小さい方がバランスがいいんじゃないのかな......と思う。でも、悪いデザインではない。このデザインを「絞り梅」と呼ぶらしい。
どんな味かな......と飲んでみると、甘い! 冷酒で飲んでいるおかげか、まだこの甘みがこの程度ですんでいるのかも。香りはあまり感じられない。舌の上で味わうとなんだか不思議な味がする。しばらく待って、常温で飲んでみたところ、いわゆる三倍増醸造酒の「甘くてべたべたする」と言うほどではないレベルで、甘くて甘くてどうしようもないというわけではなかった。でも、あまり酒を飲んでいるような感じでもなかった。蔵のサイトには、
やや甘口で、味付けの濃い九州の「食」にあう酒質。
......とあった。そうか、そういうものと合わせればいいのかも。
「窓乃梅酒造」は、九州の酒どころ、佐賀県の蔵。九州の蔵にはよくあることだが、この蔵もご多分に漏れず、焼酎も主力商品のひとつらしい。蔵の歴史は、かなり古く、元禄元年(1688 年)だとのこと。佐賀で現存する最古の酒蔵らしい。藩の余剰米を用いた酒造りを源にしている。風にあおられた梅の花びらが、蔵の窓から入り込み、仕込みの最中の桶に入り込んだ。これは一大事と蔵人は桶に駆け寄るが、とき既に遅し。桶の中は一面の花びら。しかし、その酒を飲んでみると意外にもとても美味であった......という江戸末期のエピソードを元にこの「窓乃梅」の銘柄名としたらしい。
カップお気に入り度:★★
- 窓乃梅酒造株式会社
- 種別:普通酒
- 容量:180 ml
- 度数:15 - 15.9 度
- 日本酒度:-1.0
- 酸度:1.4
- アミノ酸度:1.2
- 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料
- 使用米:レイホウ
- 精米歩合:73 %
- 『The カップ酒 ベストセレクション 900』掲載
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