- 2008-03-05 (水)
- sake
古本屋で見かけて、燗にハマっている者としては読んでみるか……と思い、購入。なかなかの良書だった。主旨としては、
- 常温で熟成させると、新酒のころにはなかった複雑な味わいを得ることができる
- 造りのしっかりした酒は、生酒であろうと、常温で保存可能
- 「吟醸 = 冷酒」は、間違った考えで、吟醸であっても熱燗にすることで初めて得られる味わいがある
……といったところだろうか。このあたりは徐々に実践していくとして、読んでいておもしろかったのは、地酒の広がり、発展に関するエピソード。池袋の伝説的な酒販店「甲州屋」(いまはもうない)、地酒居酒屋の草分け的存在の「味里」(いまはもうない。この店の杉田氏は、後に「真菜板」を開くことになる)、こだわった良酒を消費者、居酒屋に提供する酒販店(三ツ矢酒店、マルセウ本間商店)、そしてよい酒を造ることに力を注ぐ蔵の数々……などなど。
この本で紹介された店や酒の数々を自分の日本酒ヒストリーに重ねてみるとなかなかおもしろい。偶然出会った酒や店もあれば、類書で紹介されていたのをきっかけに出会ったものもある。しかし、総じて言えば、なかなかいい出会いをしているんじゃないのかな……と思う。
- Newer: #cup87:墨廼江:墨廼江酒造
- Older: #cup086:蓬萊泉:関谷醸造
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.bq69.net/blg/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1008
- Listed below are links to weblogs that reference
- 『世界一旨い日本酒』(光文社) from bq69 collectibles
