カップには白波の立った海がプリントされている。蔵のある鳥取県の海といえば、日本海だろう。中央には、「貝がら節」と大書されているが、これは酒の銘柄名ではない。銘柄名は、キャップにプリントされている「日置桜」。波のような細かいものは、こういうガラスにプリントするのは難しい。地元の民謡の歌詞がプリントされているということで、ローカル色が感じられるが、図柄に無理があるのがマイナスポイント。
ちょっと薄めの味だけど悪くない。冷やで薄めなら、熱燗なら味が膨らむかと思い、ぬる燗に。ちょっと酸味が表に出てきたけど、甘くもなく、辛くもなく、さすが日置桜......といった味わい。
プリントされているのは、地元の民謡「貝がら節」の一節。
色は黒なる 身はやせる
ヤサホーエイヤーー
ホーエヤエーエ ヨイヤサノサッサ
ヤンサーノエーエ ヨイヤサノサッサ
何の因果で 貝がらこぎなろうた
カワイヤノー カワイヤノー
蔵元の近くを流れる日置川を下っていくと、日本海に注ぎこむ。その近くに長尾岬という景勝地があり、その周辺の伝統的な民謡だとのこと。ホタテ(イタヤガイ)漁の労を忘れるための、労働歌なのだそうだ。調べてみると、「色は黒なる 身はやせる〜」ではなく、「何の因果で 貝がらこぎなろうた〜」のほうが唄の冒頭。なんで逆になっているんだろう。
カップお気に入り度:ー
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