Home > sake > さけのとり

さけのとり

  • Posted by: maki
  • December 17, 2007 7:41 AM
  • sake

この前、「醁」という酒についての記事を書いたが、そのときにこの「醁」という漢字がなかなか変換できず、部首検索できるサイトをいろいろチェックしていて、Nowral さんのサイトUnicode(UTF-8)の漢字表を発見。7 画の部首「酉」のページから「醁」を探し出し、そこからコピペ。

そのときに「酉」の読み方も学習。「酉の市」の「酉」だから、「とり」がついているのは何となく記憶にあったけど、なんだったっけな…「とり」じゃあ単なる「鳥」だし、「ふるとり」は「隹」だし……。「酉」は、その名もずばり「さけのとり」と読む。酒に関する漢字がずらりと並ぶ。

酊、酌、酎、酒、酔、酛、酢、酵、醁、醂、醇、醒、醗、醪、醸……などなど。

酒の製造過程に欠かせない「醗酵」なんてのは、両方とも「酉」が部首になっている(もっとも現在は、ほとんど代用漢字の「発酵」で綴られるけど)。……と書いて思ったこと。「酉」のベースイメージはまさに「醗酵」だね。

「酪」は、「酪農」の「酪」。乳製品と「醗酵」は、ヨーグルトやチーズの例を引くまでもなく、非常に緊密な仲。日本古来の美味とされた「醍醐」(「醍醐味」の「醍醐」)にも「酉」が。「醍醐」は、乳を煮詰めたり、醗酵させたりしてごく少量だけできる食品で、最上の美味であるらしい(そこから「醍醐味」という言葉が生まれたという)。その過程でできる「酥」(そ)も「酉」ファミリー。お馴染みの調味料「醤油」にも「酉」が。これも醗酵食品。「味醂」や「酢」といった、そもそも「酒」起源の食品にも「酉」。

そうなってくると、「酉」が「酉の市」や十二支の「酉」(とり)に使われている方が不自然だな。なぜ「酉」が「鳥」や「鶏」なのか。そう思い調べてみると、どうやら十二支の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」には、そもそも動物のイメージがあったわけではなく、後世に当てはめられたものらしい。Wikipedia いわく、

「酉」は「緧({糸酉})」(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の鶏が割り当てられた。

これだけでは、なぜ「醗酵」と関係のある「酉」が暦の中で用いられたのかの説明にはならないけど……。暦に用いられたところから部首としての「酉」は「ひよみのとり」とも読まれるらしい。

そもそもの「酉」は、壷のような容器を象形文字化したものらしい。そう言われれば、なんとなく「酉」がどっしりとした瓶のように見えてくるからおもしろい。きっとこんな形(酉)の壷で、酒を醸していたんでしょうな。

add this entry to...  Yahoo! Bookmarks  Google Bookmarks  Hatena Bookmarks  del.icio.us  livedoor clip  Buzzurl

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://blog.bq69.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/675
Listed below are links to weblogs that reference
さけのとり from bq69 collectibles

Home > sake > さけのとり

Search
Feeds
Flickr Photos
www.flickr.com
This is a Flickr badge showing photos in a set called cups. Make your own badge here.

Return to page top