- December 4, 2007 5:57 AM
- sake
寒くなってきた。燗酒の季節、到来。日本酒歴が浅いせいもあって、燗酒がおいしいなと思えるようになったのはここ数年のこと。燗酒というと、アルコールのつんとくるニオイとか、酒のクセや雑味が強調されてしまう......とか、あまりいい印象がなかったけど、燗に向くいい酒だとそんなことはないんだな......というのを知らされた。
そのきっかけは、「黒龍」の蔵、黒龍酒造の燗酒「九頭龍」(くずりゅう)。決してむせかえるようなアルコールを放つことなく、しっかりとしていながらおだやかな風味が口から鼻に抜ける感じ。
「一本義」の一本義久保商店の「一本義 八割磨き 柱焼酎仕込み」もいい。この酒は、原料米を 20 % だけ磨いて醸した酒に少量の米焼酎を加えるという柱焼酎仕込みという手法で作られている。安酒だと、一定量の原料となる酒に、廃蜜糖を発酵、蒸留させた醸造アルコールを加え、アルコール分が高くなったところに水を加えて、数倍の量の酒とする......といういわゆる三増酒になるわけだが、この「一本義 八割磨き 柱焼酎仕込み」では、味を引き締めるために同じ米起源の焼酎を使うという。米の磨きも 80 % とうことで、安酒以下の精米歩合だけど、その味はどうしてどうして。
あれ、これって、この前ブログに書いた黒澤酒造の「9630」と似たコンセプトだ。そうか、「一本義」の後輩だったんだねー。「9630」にも柱焼酎仕込みがあるのだ。
カップ酒を飲むときも、冷やでピンと来ないときは、レンジでチンして、ぬる燗にして飲んでみたりして。もしかしたら、燗のほうがおいしいお酒なのかな......と期待しつつ。
※写真は、黒龍酒造の九頭龍。燗たのしセット。臙脂色の箱にお湯を入れ、それで徳利を湯煎する。
- Newer: #cup051:越後杜氏:金鵄盃酒造
- Older: #cup050:福壽:神戸酒心館