- 2007-08-13 (月)
- sake
前回のエントリでは、日本酒の等級制度について書いた。その等級制度は、すでに過去の制度になってしまったわけだけど、日本酒をいまはどう分類しているのかというのがきょうの話題。
現在の日本酒は、大きくふたつの範疇に分類される。このブログで紹介しているカップ酒に多い「普通酒」と「特定名称酒」。この「特定名称酒」というのがちょっとわかりにくい。なぜかというと、酒屋さんに日本酒を買いにいっても、ラベルに「特定名称酒」と大書されていることはあまりないから。よく見かけるのは、「純米酒」とか「吟醸酒」とかそういった名称。この「純米酒」とか「吟醸酒」というのは、日本酒分類上のカテゴリのレベルから言えば、特定名称酒のサブカテゴリ。つまり、
- 普通酒
- 特定名称酒
- 本醸造酒
- 純米酒
- 吟醸酒
……ということ。これを Wikipedia の説明(日本酒 > 特定名称分類)をもとにまとめると、
- 普通酒:白米、米麹の主原料に加え、醸造アルコール、糖類、酸味料、化学調味料、酒粕などの副原料を加えて作る(副原料の重量は、米・米麹の重量を超えない範囲)
- 特定名称酒:三等米以上の白米を用い、白米の重量に対する米麹の使用割合が 15 % 以上の清酒
- 本醸造酒:精米歩合 70 % 以下の白米、米麹、および水と醸造アルコールで造った清酒。主原料の白米との重量比でおよそ 1/10)以下のアルコール添加が認められている
- 純米酒:白米、米麹および水だけを原料として製造した清酒。米麹の総重量は、白米の総重量に対して 15 % 上必要
- 吟醸酒:精米歩合 60 %以下の白米、米麹および水を原料とし、吟味して製造した清酒。吟醸香を引き出すために少量の醸造アルコールを添加したものが、吟醸酒。醸造アルコール無添加のものが、純米吟醸酒となる
- 大吟醸酒:精米歩合 50 % 以下の白米、米麹および水を原料とし、吟味して製造した清酒で、吟醸酒よりさらに徹底して低温長期発酵させる。吟醸香を引き出すために少量の醸造アルコールを添加したものが、大吟醸酒。醸造アルコール無添加のものが、純米大吟醸酒となる
これだと、材料や製法をベースにした説明なので、等級よりも明確に具体的だ。
カップ酒でよく見かけるのは、「上撰」という記述。前回のエントリでも書いたように、これは以前の「一級酒」に相当するもの。現在の分類で言えば、これは「普通酒」。「純米」と書かれたものも稀にある。何も書いてないものは、きっと「普通酒」なんだろう。
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