カップ酒なんてのは、あんまり上質なお酒じゃないんじゃないの…というのが一般的なイメージだろう。基本的には、それが正しい認識かも…とも思う。ちょっとこだわった酒屋に行くと、特別純米酒だ、吟醸だ、大吟醸だ…と肩書きだけでおいしそうなお酒が並んでいる中で、カップ酒は申し訳なさそうに片隅に置いてあったりする。
それに比べて、カップ酒はほとんどが普通酒(特にこのサイトで扱っているようなガラスに直接プリントされたものは、普通酒であることがほとんど)。原材料を見れば一目瞭然。「米、米こうじ、醸造アルコール」なんて書いてあったりする。米と米こうじがあれば、発酵してそれだけで日本酒になるわけだけど、それだと生産量が限られる。そのため、薄めた醸造アルコールとブレンドして、製品化するなんてことがあるわけ。水増しならぬ、アルコール増し。それに加えて、糖類や酸味料、アミノ酸などを加えて調味した三増酒(三倍増醸清酒)なんてのもあったりする。まあ、こういったお酒は、モノのなかった時代の名残のようなものなので、少しずつ減ってきてはいるんだろうと思う。
最近では、蔵元もウェブサイトを開設しているところも多い。カップには、原材料などが詳細に記載されていないこともあって、よく見にいったりするのだが、商品紹介に掲載されているのは、一升瓶から四合瓶がほとんど。しゃれた瓶にボトリングした 300 cc 瓶なんかが掲載されていることもあったり、なかったり。普通酒すら掲載していないこともあったりして、それをカップに詰めたカップ酒の写真まで掲載されていることなんていうのは非常にレア。蔵元の地元の小さな酒屋やコンビニに行っても、全国区の酒造メーカーのカップ酒しか置いてないことが多かったりすることからもわかるように 、絶対的な流通量が少ないっていうのもあるんだろうけど。
とはいえ、最近は純米酒や吟醸酒をボトリングしたカップ酒も増えてきている。写真(ケータイ写真なので画像粗め)は、
- 純米吟醸原酒・掟丸(おきてまる):寿虎屋酒造(山形県山形市)
- 純米吟醸・東光(とうこう):小嶋総本店(山形県米沢市)
どちらもおいしゅうございました♪
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